もう恋なんてしないと決めたのに。2

seventy-two ページ31

廉side








最近、Aが学校に来ない。








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やっと、分かったのに。









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俺には、Aが居なくちゃダメやって。









男のくせに、情けないよな、俺。









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でもな、ほんまやで？









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「君が居るから僕が居る。」









クサい台詞かもしれないけど、









君に、この言葉を伝えたいよ…。









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「ねぇねぇっ、加藤さんの話！」








「知ってる！なんか









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アメリカ行くらしいね！」









何気なく耳に入った、クラスの女子の言葉。








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は…？








嘘やろ？そんなん。








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廉「なぁ、それほんま？」









「れっ、廉くん////うん、ほんと！」









「先生の机の上に置いてあった紙に、





書いてあったの！」









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ほんま、なんや…。









いかん、こんなことしとる場合ちゃうやん。









俺は、走り出した。









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Aの、元へと。









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お願いや、







間に合ってくれ…！









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