もう恋なんてしないと決めたのに。2

fifty-three ページ12

Aside






私は急いで紫耀の家を出た。









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なぜか、廉に会いたくなった。









『このくらいの時間なら、まだ誰も居ないよね…』








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その時、









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カシャッ





という音が、何回か聞こえた。









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『なんの音…？』









周りを見渡したけど、誰も居ない。








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気のせいか。









そう思い、私は再び走り出した。









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・









？「紫耀さん、いい写真が撮れましたよ♪



これで、本当に









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私と付き合ってくれるんですか？」








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私の知らないところで、





こんなことが起こっていただなんて知らずに。









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・









『失礼します…』









ゆっくりと、廉の病室に入る。







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すやすや、眠ってる廉。









そろそろ起きたほうがいいんじゃない？









・









でも、廉が起きたら私の存在は









「ただの知り合い」






そんな関係になってしまう。









だから、今だけは…









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彼女気分で、居させてください。








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今まで、毎日一緒に居たのに。








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なぜか、今は







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廉が、すごく遠い人のように思えた。









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