もう恋なんてしないと決めたのに。2

forty-two ページ1

Aside








消えない手術中のランプ。









私は、ただそれを見つめるだけ。







・








『私のせいで…廉が死んだら…』









嫌な想像をしてしまった。








でも、7時間もランプは消えない。









居てもたっても居られず、私は屋上へ向かった。






・






・








気持ちいい風が吹いている。









私の心とは裏腹に。








・







『あの雲…廉に似てる…』









私は末期だ。






雲すらが、廉に見えてきた。








・







屋上から、下を見る。









ここから落ちても、どうにもならないけれど。






でも、廉が私を庇った痛みが分かるんじゃないかな。








・








私は、ぐっと体制を下へと傾けた。









すると、同時に






・









「何してんだよ！！」








という声が響いた。









『…







・









・








・






神宮寺くん…』









神「加藤さん！何してんすか！？」









『別に…神宮寺くんには関係ないんじゃない？』








神「関係あるよ！！






・








・








廉の手術が終わったんだよ！！」









え…？









廉の手術が、終わった…？






私は、急いで屋上を出た。






・






『廉っ…早く逢いたいよ…』








・









・








私は、






大好きな廉の元へと走り出した。







・









ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*






余談なんですけど、



手術中って噛まずに言えますか？




私、未だに言えないんですよ…





言える人、まじで尊敬してます。←







・






もう一回、夜に更新します！




じゃーにぃ〜♪

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