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出久を庇うように前に立つ秋声。
｢徳田秋声……！！わざわざ自分からこっちに来てくれたのか……！！｣
死柄木はそう言って出久に伸ばしていた手に力を入れながらも今度はもう一つの手で秋声に手を伸ばそうとする。
秋声は鉄線で死柄木の手の動きを止めながらも氷で対処しようとする。
だが、秋声は氷の個性を使わず、そして死柄木の手は秋声には届かなかった。
何故なら＿＿＿＿
｢！｣
伸ばしていた死柄木の手に銃弾が貫通したからだ。
その銃弾を撃ったのは＿＿＿＿
｢遅くなったね、すぐ動ける者をかき集めて来た｣
｢１−Ａ、クラス委員長 飯田天哉！！ただいま戻りました！！｣
飯田が呼んだヒーローたちの中の1人が撃った銃弾だった。
その後、他のヴィランたちは置いて死柄木と黒霧だけが逃亡した。
『出久、大丈夫！？』
秋声は両足が折れてしまっている出久を支える。
出久は｢大丈夫……｣と弱々しく言うがすぐに血相を変えて慌て始めた。
｢秋ちゃん、ちょっと離れて！！！｣
『え、な、何……』
秋声はいきなりのことに戸惑う。
すると、秋声の隣のオールマイトをシュゥゥ……と煙が包んだ。
そして煙が晴れたと思ったらそこにはオールマイトとは似つかない細身の男性が立っていた。
『え』
｢あ｣
｢あわわわわ……｣
3人の間に暫くの沈黙が続いた。
・−・−・−
あの後、警察が駆けつけて死柄木と黒霧に置いていかれたヴィランの捕獲を始めた。
脳無はオールマイトが吹き飛ばしていったので警察が捜索している。
そして秋声は＿＿＿出久とオールマイトと共に保健室にいた。
｢＿＿＿＿ということなんだ｣
オールマイトは秋声にトゥールホームのこと、出久に個性を授けたこと、活動限界が早まったことなどを話した。
秋声は内心で驚くことはあったが表情には出さなかった。
『……そうだったんですか』
｢ああ、このことは内密に頼むよ｣
『分かりました』
すると、出久が秋声に話しかける。
｢……秋ちゃん、今まで隠しててごめんね｣
『仕方ないよ。私が出久と同じ立場だったらそうしてるし』
｢ありがとう｣
秋声は｢うん｣と出久に微笑みかける。
すると、ガラガラと保健室のドアが開いた。
入ってきたのは、
｢失礼します。
……オールマイト、久しぶり！｣
警察の塚内直正だった。
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零斗(プロフ) - 赤くんさん» そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます^^ (2018年1月14日 0時) (
レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
赤くん(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いです！！ 時々出てくる探偵社の人達の優しさに心がぎゅーっとなります！更新頑張って下さい！！ (2018年1月14日 0時) (レス) id: 7557c13daf (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからもずっと更新楽しみにしてます！頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: ed21ea3381 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» 覚えていますよ！前作でもコメントありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 16時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零斗 | 作成日時：2018年1月8日 0時
