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ある日、樋口はAにあることを相談すべくAの居る事務室へと訪れた。





『……』


「……あの、Aさん?」


『ストップだ樋口動くな』





そしてそのAは樋口と10(メートル)離れている。

決して樋口が嫌いな訳ではない。

何故なら___





「ワンワンッ」


『ひっ、』






樋口が犬を抱えているからだ。

そう、樋口はポートマフィアに迷い込んだ犬を拾ったのだ。

だがAは大の犬嫌いだった。

Aは樋口と一緒に訪れた立原と銀の後ろに隠れる。





「Aさん、犬苦手なんスか?」


『……苦手じゃない、嫌い』






樋口の腕の中で尻尾を振る犬。

すると犬はするりと樋口の腕から飛び出した。

そして勢いよくAの方へと走っていく。





『うわぁああぁぁあ!!』





勿論、Aは慌てて部屋の中で逃げ回る。

そして此処は幹部と幹部補佐用の事務室。

つまり資料がいっぱい。

……どうなるか察しちゃいますよね?




・−・−・−


「手前……何やってんだコラ」


『……』





見事Aと犬の追いかけっこで資料が散らばり、部屋がぐちゃぐちゃになってしまった。

その中には当然中也の資料も混ざってた訳でお叱りを受けている。





『……だって犬が追いかけてくるから』


「こんなちっせぇ犬にビビってんじゃねぇよ!」


『怖いもんは仕方ないだろ!!!』





中也は犬を抱えてはぁとため息を吐く。

Aは十分に犬から離れて資料を拾う。





「……どうぞ」


『ありがと……銀』





いつになく弱々しいA。

立原や銀、そして樋口はこんなAを見たのは初めてだった。




.

犬□←うずまきにて



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零斗(プロフ) - eyeさん» ほっこりな感じを書きたかったんですよ〜^^コメントありがとうございます! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 夢主さん可愛すぎですな!ほっこりほっこりです (2017年12月31日 14時) (レス) id: 4cc54018e6 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - 霊魔さん» かわいいですよね〜^^ (2017年12月31日 12時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
霊魔(プロフ) - いいですよね〜ワン©!!私、飼ってますよ〜なんで、嫌いなのか分からない!! (2017年12月31日 12時) (レス) id: 2218c279c9 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます^^そう言っていただけると本当に嬉しいです!ありがとうございます^^ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零斗 | 作成日時:2017年12月29日 18時

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