炎柱誕生日記念(番外編5) ページ5
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まだ、いき、整えてっ……ないのにっ……!
『ッんん、!ん、ん〜ッ、!!ぁ、ッ、ん、ん〜んッ!んッ、ぅ!』
しかも一度口内に入ってきたと思った飴は、何故かまた私の口内から消えて。
あれ、うそ、どこ、と探せば、煉獄さんが舌の裏に隠してて私は舐められなくて、
何故か飴なんて関係無く、私の舌を吸われた。
続けて上顎を舐められて、びくびくと肩を震わせる私。
それ、私が弱いやつ……っ、!
いつもそれをやられると、力が抜けちゃって、それで、
意地悪な煉獄さんに、好きなように身体を弄ばれちゃうんだけど……
って、あれ……?
さっきまで飴を舐めきろうと必死に頑張ってたのに、今この状況はおかしくない……??
飴どこ?私じゃ届かない位置にある、なんで……?
『ぁッ……んッ、んうッ、!はっ、んんッ、!んぐっ、んんッ、ん〜ッ!』
しかも最初は私も煉獄さんも立ってたけど、
今はなんか、ほぼほぼ煉獄さんに私の上体を机に押し付けられているというか、
ぐぐっ、と押されて私は机の上に倒れ込んだ。
いや、もはやこれは押し倒されたに等しい。
飴も、舐めれないし、っていうか、苦しい……!
涙目になりながら、薄っすらと目を開けた。
すると目を細めて僅かに笑う煉獄さんが目に入る。
あ、あれ……?
おかしいな、なんか楽しんでない?この人、
口移しをする前、はつらつな声で「いいか!!」と私に声をかけた煉獄さんと今の煉獄さんは、明らかに違う。
Aを見てると、割と良く無性に苛めたくなる時があってな!
……俺のせいではない!Aが俺を煽るのが上手いだけだ!
とかなんとか、前に煉獄さんが言ってたけど、あれ、これ私また知らない間に煉獄さんのドSスイッチを押しちゃった……??
え、どこで?!いつ?!
いやでも、流石に煉獄さんも今どういう状況かは分かってるだろうし、ここから出る事を何よりも優先する、はずー……
なんて思っていたら、急にまた私の口内に現れる飴。
あ、ほら、やっぱ、り……
しかしその瞬間、唇が離れた。
「暫く1人で飴を舐めていろ、出来るな?」
この、言い方は、
出来るな?じゃない、ここで出来ない、って言っても、出来なくてもやれ、って言われるやつで……
そんな完全命令形を使う煉獄さんは、どう考えてもそっちのスイッチが入ってて、しかもこれ、私が1番恐れている超理不尽バージョンのドS煉獄さんでは?!
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anna(プロフ) - もうこちらは更新はされないのでしょうか…?お気に入りに登録しておくので、気が向いたらぜひお待ちしてます! (7月14日 13時) (レス) id: dc36689536 (このIDを非表示/違反報告)
ソイク(プロフ) - 続き気になります!無理せず更新頑張ってください!陰ながら応援しています (2021年9月27日 0時) (レス) @page27 id: 145d3835ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@新垢2 | 作成日時:2021年5月23日 18時