無神家の妹になった件について【ディアラバ】 (ページ33)

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ナイフが31本ページ33

『はじめまして。今日からこのクラスの無神Aです。僕、久しぶりの学校なので、ワクワクしてます。
気軽に話しかけてください。』

言い終わると共に拍手がおきる。

なかなか良いクラスである。

拍手が止むと、私は先生から席を指定され、そこへ向かう。

向かう途中、通路側の席の人に「よろしく」だとか「彼氏いるの？」だとか聞かれたが、何も言わず微笑んでおいた。

私の席は窓側の一番後ろで、教室の中で一番良い席、と言われる場所だ。

隣を除けば、の話だが。

隣を見ると、白というより銀の髪。特徴的な赤い目。

そう。スバル君である。

先刻から彼は睨んでくるが、それ以上のことはして来ないので、「よろしく」と一声かけ、

先生の話を聞くことに...と、みせかけ、これからの事を考えることにする。

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スバル君との接触には成功...

問題児三人もいいとして...

問題はレイジさん...？否、シュウさんか...。

「..ぃ..おい！」

『ひぇっ！は！？び、びっくりした...！』

突然の声に驚き、変な声が出てしまったのはおいておいて、まずは声の主の確認である。

まずは状況の整理。

1.聞いたことのある声。
2.イケボ。
3.多分近藤さん(中の人)の声。

oh...スバル君ではないか。

もう。ダメでしょ。
先生のお話し中にそんなに大きな声だしたらぁ
と、周りを見渡すが、誰も教室には居なかった。何時の間に。

「おい、先刻から声掛けてんだろ。いつ気付くんだよ。」

『ご、御免。少し考え事をしていてね。』

ここは冷静に。

さあ！A。今こそ底力を見せるときだ！

「1つ聞きたい事があるんだが。」

『なにかな？』

スバル君の表情は、先刻睨んできた時とは比べ物に成らないくらい恐い。

ひぃっ！

「...ユイは何処だ。」

『ユ、ユイ？御免。逆巻君...？だっけ。
心当たりがない。ユイという人は見たことも聞いたことも。』

「んなわけねぇだろ！！」

ガッシャーン。そんな音をたて、スバル君が蹴った机はいとも簡単に倒れてしまった。

「じゃあなんであの時お前は彼奴らと居たんだよ！」