無神家の妹になった件について【ディアラバ】 (ページ32)

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ナイフが30本ページ32

暫く職員室のまえで倒れていると、

「うおっ。え、生徒...？おい、大丈夫か？」

職員室から出てきた先生と思われる人私に気が付き声を掛けてくれた。

私は起き上がり制服を整えながら話す。

『はい。大丈夫です。御心配お掛けしました...。僕、昔から身体(からだ)弱くて。』

学校(此処)では身体が弱い設定だ。

そちらの方が何かと行動しやすい。

保健室いきます。とか言ってね。←

まぁ、先刻思い切り走っちゃったけどさ。

「そうか。そういえば見ない顔だな。」

『ええ。今日転入させていただく無神です。』

「ああ。あの４兄弟の。」

『はい。』

そのあと、廊下で立ち話もなんだから、職員室で話そうということになった。

先生は橘先生といい、偶然にも私の担任だった

「あのさ、一つ聞いていいか？」

『はい、なんでしょう』

「お前の兄たちは昨日転入だったのに、どうしてお前だけ今日なんだ？」

予想になかった質問で少し戸惑ったがこれもルキ君たちと打合せしてある内容だった。

『先刻も言ったように、僕身体が弱いんです。
それで兄たちは余計過保護で...
「俺達が様子を見てくる」ってきかなかったんです。』

私は薄い苦笑いを浮かべながら、そう言う。

勿論演技である。

「それでか。お前も大変だなぁ。」

先生は面白おかしそうに笑う。

おい、先生よ生徒の苦労を笑うとは、何事だ←

「まぁ、お前のクラスメートは皆良い奴ばっかだからな。...と言いたいところなんだが。

実を言うと問題児が一人いてな。
しかも、お前の隣だ。」

一年生で、問題児。

この言葉で浮かぶ人物は一人しか居ない。

『大丈夫だと思います。久しぶりの学校なんです。僕、どんなこでも仲良くして見せます！』

これで、先生への第一印象はＯＫ。

さぁ。此処から私の生まれ持った能力と才能の腕がなる♪