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「俺も、…幸せだかんな。」
「へっ！？」
やすくんの言葉を聞いて、思わず声が裏返っちゃった。
「…Aと出会ってから、今日までずっと…幸せだヨ。」
やすくんは照れちゃったのか、言葉の途中で私から目を逸らした。
それくらい照れてても、私に気持ちを伝えてくれてる…それが嬉しくてたまらない。
「これからも、俺のそばにいてください。」
完全に私から顔を背けてるけど、すっごく照れてるのが分かる。
「ふふっ、耳真っ赤だね。」
「っ、ウッセ！！」
私の笑い声を聞いて真っ赤な顔で振り向いたやすくんは、両手で私のほっぺを引っ張った。
「人が真面目に話してる時に笑いやがって…」
「いひゃいよ〜」
久しぶりのこんなやり取りに嬉しくなっちゃった。
照れるとすぐ私のほっぺを引っ張って照れ隠し……ふふっ、やっぱり変わってないね。
「…やすくん」
これからも、私の大好きな荒北靖友くんでいてね…？
かっこよくて…
一生懸命で…
優しくて…
好きなところ挙げたらキリがないや。
……私は貴方のすべてが大好きです。
ずっと、変わらない君でいて下さい。
「こちらこそ、これからもよろしくお願いしますっ」
…あ。
私の言葉を聞いて、一瞬きょとんとした後すぐにふわっと優しい表情になった。
その顔もだいすきなんだ。見てると心がポカポカする。
きっと私も今、やすくんみたいなふにゃっとした顔になってるかもしれない。
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作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時
