気分上々 ページ34
真っ青だった男性兵士の顔色は徐々に良くなり、当の本人も驚きを隠せていない。
gr「今の気分はどうだね？」
兵「そ、総統閣下！先程までが嘘のように気持ちが良いです！」
gr「ああ、分かるぞ、その気持ちは。今までに感じたことの無い心地良さだろう」
ht「エーミール」
盛り上がる2人をよそに、冷静なひとらん様の声。
ht「何をした？」
em「その前に、もう1つ。Aさん、こちらへ来てこの方の浄化をお願いできますか？」
小声で示されたのは、先程の男性兵士の横に眠る、これまた顔色の悪い男性兵士だった。
この方は黒いモヤが半身を覆っている。
だが、やはり色は薄い。
os「いや、エミさん？無理させたらアカンやろ」
『大丈夫、な気がします』
これくらいならブッ倒れるまではいかないだろう。
ポケットには黒水晶もあるし、何かあったら助けておくれ。
そう願いながら、指示通りに男性兵士へ手をかざす。
もう何度目かになる浄化だが、今回は今までと違い余裕があった。
少しの気持ち悪さはあるものの想定内で、黒いモヤが私の手に吸い込まれ、代わりに彼の身体から緑っぽいモヤが混ざる。
その緑は濁りなくキレイで、悪いモノではないと思えた。
兵「……うぅ…」
男性兵士が眠りから覚めるが、良き目覚めとなったようで顔色は良い。
ci「何かさっきより良くなるの早ない？」
kn「エーミール！もったいぶらんと早よ言えや！」
興味が無いのかと思っていたコネシマ様が、エーミール様に突っ掛かる。
ここではちょっと…と口ごもるエーミール様を見て、元いた会議室へとまた皆で移動する。
当然のように文句が出たが、トントン様が一喝して黙らせていた。
会議室に着き、今度こそ解説がなされる。
em「初めの方に渡したのはコレです」
sn「それは……Aちゃんの？」
エーミール様が手にしていたのは黒水晶。
私が託した、真っ二つになった黒水晶だった。
em「はい、Aさんが生み出した黒水晶です。グルッペンさんを助けた時に、恐らく身代わりとなりこんな形に割れたと思われます」
不自然な形の黒水晶はそれでも尚輝いていて、何だか私も誇らしく感じる。
em「Aさんにこれをお借りした後、私自身の体調が良くなり、近くにあった枯れ気味の植物までもが復活したんです」
ht「偶然と言う事は無いのか？」
em「かとも思いました。ただ、偶然かどうかは、皆さんも先程自分の目で確認出来ましたよね？」
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ゆかり(プロフ) - わぁーー、めっちゃ嬉しい！ありがとーございます！書きたい話はまだまだあるので、頑張りますね。 (2021年11月3日 20時) (
レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - とても面白いです！どストライクにハマる世界観、書き方、夢主の性格...など！めちゃくちゃ好きです。次の更新楽しみにしています。無理せず頑張ってください！ (2021年11月2日 23時) (レス) @page31 id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 御三方、コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張る励みになりますね。そして銀狐様、ご指摘ありがとうございました。コソッと直してみました！ (2021年10月25日 12時) (レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - この作品好きです！これからも御体に気を付けながら頑張ってください！あと大食漢ではないでしょうか？ (2021年10月25日 10時) (レス) @page18 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
シー - え、めちゃくちゃ好きです！！応援してます！！ (2021年10月21日 3時) (レス) id: 7d376a875d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2021年10月15日 6時
