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「きゅうちゃん……Qが拐かされた?!」
「其の可能性があるだけだ」
「そんな……。ずっと帰って来ていないんですよね?!」
どうしよう、その言葉が脳内を埋め尽くす。
Qが敵に拐かされれば、恐らく異能力を使わさせるだろう。
何とかしてQを救う手立てはないか。
そう考えて居ると、部下が焦ったように来た。
「大変です!!街が__!!」
急いで外に出てみると、其処は火の海と化していた。
なに、これ__
「これ…きゅうちゃんの異能力……?」
「だろうな」
「でもなんでこんな……」
きゅうちゃんを傷つけた人がこんなにもいるなんて…。
まさか、組合にいる異能力者との組み合わせで……?
……許せない。
きゅうちゃんの気持ちを知らないくせに利用するだけ利用して……
「A!」
「! は、はい!」
「手前にしか頼めないことがある」
真面目な顔で中原幹部に云われた。
そんな顔で頼まれたら断れない。
私に出来ることならなんでもします、と云い、内容を聞く。
迚もじゃないけど、私には荷が重い、そう云ったら、手前になら絶対出来ると確信した顔で云われた。
だから私は此処に立つ。
異能力を発動させると、体に負担がのしかかってくる。
今回頼まれたのは、大雨を降らして消火すること。
範囲が広すぎて、尋常ではない程の負荷がかかる。
「はぁ…はぁ…ッ」
まだ、まだ足りない。
私の躰はどうなってもいいから、だから、ヨコハマを、みんなが笑顔で居られる此の地を守りたい。
__異能力【海神丸】。
溜めていたものを吐き出すかのように発動させると、途端に大雨が降る。
雨で火が消えていくのをみて、意識を手放した。
最後に見たのは、懐かしい中也の顔だった。
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夜月銀桜(プロフ) - 凛音さんはまりましたか?題名センス良すぎます!体に気をつけて頑張ってください! (2019年5月24日 21時) (レス) id: 8b1129a01c (このIDを非表示/違反報告)
凜音(プロフ) - リタさん» ありがとうございます!!もっと質の良いものを目指しつつ更新頑張りたいと思います!! (2018年8月2日 9時) (レス) id: 80aa120701 (このIDを非表示/違反報告)
リタ(プロフ) - 面白いです!忙しいと思いますが更新頑張ってください!応援してます! (2018年7月22日 17時) (レス) id: b81c0804d4 (このIDを非表示/違反報告)
凜音*如月奏羅(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます!もっと語彙力を貯めて、時間が許す限り更新したいと思っております (2017年8月2日 20時) (レス) id: a5660d7b3c (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - とても面白いですね!忙しいとは思いますが更新頑張ってください! (2017年8月1日 11時) (レス) id: a1cdfad0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜音 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月19日 6時