おとぎ話。【ホラー？】

第7話:dwarf vs a huntsman ページ8

「確かこの辺りだったかな？赤ずきんに頼まれたのは。」

ここは日当たりのよい森。

明るく、小鳥の声が沢山聞こえる。

「ねえ、君は誰？白雪の森に入ってはいけないんだよ？」

「坊や。私は狩人さ。」

「狩人さん。帰らなきゃ殺しちゃうよ？」

「それはこっちのセリフさ。」

小さな男の子が木の上に座って話しかける。

「ところで、白雪というのは？」

「白雪はこの森の住人だよ。」

「そうか。それは残念だ。ある少女に殺せと言われているんだ。」

「駄目だよ！そんなことしたら僕たちが君を殺しちゃうんだからね！！」

そんな小さい体で何もできないというのに。

「僕にはこ、これがあるんだから！」

そういって、取り出したのは金の斧。

「はっはは。その斧で何をしようというのかい？私にはこれがあるんだから。」

斧が銃(ライフル)に勝てるわけがない。

「さようなら。金の斧銀の斧の主人公の小人さん。」

そのまま狩人は銃の引金を引いた。

(さようなら。愛しい白雪。)

大きい発砲音がした後動物たちがわらわらと集まりその肉を引きちぎり食いだした。

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