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AAで合っているな?
そう言われて後ろを振り返ると数人の黒いスーツに身を包んだ背の高い男性がいた
「ここは祖母の家です、お引き取り下さい」
「君がAであるなら話は別だ」
「そうじゃなくて!靴を脱げって言ってんのよ!」
おばあちゃんが大切にしていた家を、おばあちゃんの唯一の香りを汚されるのは幾分気持ちが苛立った
「取り押さえろ!」
「やめてって言ってるでしょ!」
腕を掴まれて引きずられそうになった瞬間、何かが光った。刀.......?
「よもや、懐かしいなあ。
あの赤子はこんなに大きくなったか。」
着物、和服?目が.......
そう思ったもつかの間その人は優しく私の頭に手を添えるとにこりと笑ったのだ
「大丈夫だ、主の宝は俺が守ろう。
これは主から君への物だ、読みなさい」
「.......み、かちゃ、ん?」
「はっはっは!そうだなぁお前さんはそう読んでいた」
「三日月宗近!貴様はとうに消えたはず」
「主の1番の刀は主からの1番の大役を仰せつかってなあ。宝を守れと」
「ふん!付喪神ごときが.......」
「貴様、俺を誰だと思っているんだ?人間如きが」
一瞬で桜に包まれると私は知らない部屋にいた。
今は真夏のはずなのに
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作者名:れんこん | 作成日時:2020年5月19日 12時