story.38 ページ42
しばらく健太くんに抱きしめられていると、ふいに聞いたことのある声が聞こえた。
優斗「あれ、A?と健太?」
びっくりして声のしたほうを見ると、驚いた顔の優斗先輩と蓮がたっていた。
蓮はすごい不機嫌な顔だけど。
あ「優斗先輩、どうしたんですか?こんなところで」
優斗「それ聞きたいのはこっち!!お前ら、こんなとこで抱き合っちゃって…もしかして付き合ってんの?」
私が答える前に、健太くんが答えた。
健太「違いますよ、まだ付き合ってません。ただ、A先輩の匂いが好きなので」
『まだ』という言葉を少し強調する健太くん。え、まだって…?
優斗「お前…やっぱすげーな」
あきれ顔をしながらつぶやく優斗先輩のつぶやきに健太くんは首をかしげた。
蓮「…そろそろ帰んなきゃいけねーんじゃねぇの?」
あからさまに不機嫌オーラを放出しながら言う蓮。
確かにそうかも。
あ「それじゃ、今日はかえろっか。健太くん、素敵な場所を教えてくれてありがとう」
笑いながら言うと、健太くんも照れ笑いながら答える。
健太「どういたしまして!!また来ましょうね。あ、あと…その、抱きしめちゃってごめんなさい」
顔を少しうつむかせながらつぶやく健太くんは、それはそれは女の子のようで…っと、これからはかっこいいって言ってあげないとだったね!
あ「大丈夫だよ」
私のその言葉にほっとした様子の健太くん。
…さてと。あそこでむくれてるわがまま王子をどうにかするか。
637人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢 - 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:憐 | 作成日時:2014年3月17日 16時