ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。【名前変換オリジナル】

story.28 ページ32

さっきのことを言ったら、きっとまた蓮の機嫌がわるくなりそう。



…あ、機嫌といえば。



あ「こんな話は置いといて、今日蓮機嫌悪かったよね、なんで？」



びくりと体をゆらし、そっぽをむく。


蓮「別に、どうだっていいだろ…もう解決済みだし」


イマイチ言っていることがわからないな。



あ「解決ってなに、教えてよ！」


ぐいぐい顔を近づけると、ちらりとこっちをみた蓮と目があった。



蓮「お前な…話そらすなよ。優斗先輩となにがあった。


…ま、こんな様子じゃ何があったかだいたい予想できるけど」



予想できるなら聞くなよ…とも思ったが、あんな…押し倒されるとことか予想されちゃったら終わりだ。



あ「い、いやぁ…ははは」


どうすればいいかわからなかったので、とりあえず笑っておく。



蓮「一応確認だけど…キスとかされてないよな？」



えぇ、されてませんとも。されそうになったけど。


心の中でつぶやき、うなずこうとしたとき。



蓮「お前…されそうになったってどういうことだ」


え、あ。やば。声出てたかな。


あ「て、てへぺろ☆」



ピンチになったらこれだ。しかし我ながら気持ち悪い。



蓮「ごまかしても無駄だからな。お前、これから俺の家こい」



そういって私の手をつかむ…ってこれ、昨日もあったよね。



私は半ばひきずられながら、蓮の家につれこまれた。

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