story.27 ページ31
優「じゃあ、私はここで。Aも気をつけて帰ってね。
…あ、蓮くんの機嫌どうなった？」
わお、すっかり忘れてた。別に、私がご機嫌取りする必要もないんだろうけどさ。
あ「忘れてた」
優「まったく、かわいそー。…あ、噂をすれば影。後ろに蓮くんいる。
振り返ると、やっぱり少し不機嫌そうな蓮が歩いてきていた。
優「おーい、蓮くーん!!」
なんでそこで蓮を呼ぶ必要があるのだろうか。
蓮はこっちに気づき、近づいてくる。
蓮「なんだよ」
わー、声も不機嫌ー。
優「Aがさ、一人で帰るのさみしいって言ってるから、一緒にかえってあげて」
あ「ちょ、そんなこと言ってない!!」
蓮「へー、お前そんなこと言ったんだ」
ふんっと馬鹿にしたように笑う。馬鹿にしたようにってなんかむかつくな。
あ「笑うなバカ!!」
蓮「はいはい、んじゃ行くぞ」
相手にもしないなこの野郎！
あ「あ、優。さっきの優斗先輩のことはなるべくだまっといて」
優「わかってるって。ほら、Aははやく蓮くんとラブラブ帰りなさーい」
一発優をたたいてやった。そんなことを言う優が悪い、自業自得。
ま、全然きいてなかったようで笑いながらからかってきた。無視無視。
蓮に追いつき、隣を歩く。
蓮「お前さ…怜のこと好きなの？」
は、いきなり何言ってんのコイツは。
あ「なんでそうなったわけよ」
蓮「だってなんか…仲よさそうだし」
子供か。ボソボソと恥ずかしそうに言葉を発している。
あ「別に、友達としては好きだけど。恋愛感情はない」
きっぱりと言い放つと、蓮はぱっと顔を上げる。
蓮「ほんとか!?」
うなずくと、あからさまにほっとした顔つきになる。
蓮「あー、そういえば…優斗先輩となんかあったか？」
こっ、こいつまで…!!
あ「い、いやぁ…ナンニモナイデス」
蓮「嘘だな。お前、嘘つくの下手すぎだろ」
ケラケラ笑いながら即答されてしまった。
あ「別に、そんな変なことはしてな………」
そこまで言ったところで、優斗先輩の顔が近づいてくる光景が頭に浮かぶ。
あ「わあああっ、出てくるな!!」
私の不審な行動に首をかしげながら、訝しげな表情をする蓮。
蓮「やっぱり、なんかあっただろ」
ああもう…こういう時はどうすればいいんだよ…
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夢 - 主さんストーリーとても面白いです！あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか？ (2022年10月9日 18時) (
レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
ｙｕｋi - 先輩がいいです！ (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで！！ (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憐 | 作成日時：2014年3月17日 16時
