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story.36 ページ40

健太「A先輩、お待たせしました!!」



校門のほうで待っていると、着替え終わった健太くんがかけよってきた。




あ「全然大丈夫!どこでお話しよっか?」


健太「俺、いい場所知ってるんです!こっちきてください!」


私の腕をひきながら、歩き出す健太くん。ちょっと、下校中の人たちの目線が。



連れてこられた場所は、体育館の近く。


近くといっても、それなりに離れている。



あ「わー…きれい」


学校のなかにこんなところがあったなんて。



まわりには、桜の木。すこし散り始めてるけど、まだまだきれい。


そして、ベンチがひとつ置かれている。


ひらひらと舞い散る桜が夕日に照らされてなんとも幻想的だ。



健太「きにいってくれましたか?」


あ「うん、こんなきれいなところあったんだね」


健太「たまたま発見したんです!」


ベンチに座りながら笑う健太くんの隣に、私も腰かける。



健太「それで…あの、先輩って俺と小学校同じですよね?」


あ「え、うん」


なんだ、健太くんも思い出してたんだ。


健太「俺もまさかとは思ったんですけどね!」



それから、小学校のときの話を少しだけ話してくれた。


私も、なんとなくだけど小学校のころを思い出せた気がする。



健太「あ、なんか俺だけしゃべっちゃってますね…先輩も、なにかあればお話してください!」


あ「え、そうだなぁ…あ、なんかさ健太くんの一人称が『俺』っていうのがちょっと意外かもしれない」


なんてどうでもいい話なんだ。でも健太くんは楽しそうに口を開いた。


健太「やっぱりそう思います?俺も、ちょっと違うなって感じはするんですけど。

でもなんか、小さい頃から『かわいい』って言われ続けてるんで…ちょっとは『かっこいい』って言われてみたいんです」


ほう、だからか。ま、確かに男の子は『かっこいい』って言われたほうが嬉しいよね。


あ「そうだったんだ!それなら、私が言ってあげる」


私が笑うと、健太くんは顔を赤らめた。いや、夕日があたってそう見えるだけかも。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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