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9.此岸 ページ11

あれから私たちは此岸へと帰って来た。


なぜか戻っていた場所が天神様のお社で最初はビックリしたけれど、彼に頼んで彼岸に来ていたとすれば納得がいった。


夜ト様は帰ってきて早々、雪音というあの刀の神器が祝の器になってくれたと皆に自慢している。



というか、雪音君って祝の器だったの!?



確かに、あんなに立派な刀が二刀流ていうのはおかしいと思ったけど、まさか祝の器だったとは...



それにしても、あの夜ト様に名を懸けてくれるだなんて!


夜ト様、やっといい神器に出会えたのですね。



私が一人で感動していると、真横から明るい声が聞こえてきた。






「あっ、あかりんじゃん!おひさ〜」


『小福様、お久しぶりですね。大黒さんも相変わらずのようで』


「ホント久しぶりだな。5年ぶりくらいか?」






大黒さんはそう言いながら、私の髪をわしゃわしゃと撫でてきた。






『そのくらいですかね?あっ、そういえばウチの夜ト様がお邪魔しちゃってるみたいで...』


「ううん、大丈夫だよ。夜トちゃんたちといると楽しいしね」


『そうですか、迷惑をかけてないようでよかったです』






私は安堵の息を吐いた。



昔から仲良くしてもらってる神様とまで毘沙門様みたいな関係になってもらわれてたら、情けないというよりこっちが恥ずかしくなっちゃうよ...本当に。



小福様たちと話している中、夜ト様と雪音君の会話が聞こえてきた。






「おい、夜ト!アイツ、野良じゃ...!」


「雪音、紅音とあいつは違うぞ。まぁ、似たような感じだけどな...とにかく、紅音がお前に手を出すことはまずねぇと思うから安心しろ」


「...夜トがそういうなら」





少し離れたところでそんな会話が聞こえた。


夜ト様が私のことをそう言ってくれるのはとても嬉しいことで私は心の中で飛び跳ねた。

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設定タグ:ノラガミ , 夜ト , 父様   
作品ジャンル:アニメ
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煉華☆(プロフ) - 狛犬と朧月+さん» ありがとうございます!今年は受験があるので一月の模試が終われば少しづつ更新を再開していく予定です。お!そうなんですね!早くアニメでいっぱい喋ってもらいたいです(*´ω`*) (2018年1月9日 23時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
狛犬と朧月+ - 面白かったです!あと私も父様大好きなんです!仲間がいて嬉しい (2018年1月9日 22時) (レス) id: 36ec0bd3e1 (このIDを非表示/違反報告)
cherrymay(プロフ) - 面白かったです♪更新楽しみにしてます! (2016年8月26日 3時) (レス) id: 3524541590 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - イメ画を描き終わりました!投稿していますので、良ければ見てみてください! (2016年8月9日 17時) (レス) id: 69dfd2ea95 (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - やっぱりこの作品面白いです!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月14日 17時) (レス) id: e51a1781b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煉華 | 作成日時:2015年11月28日 23時

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