純白の姫 (ページ10)

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第八話ページ10

私は、晩御飯を食べた後ルッスーリアとお風呂に入ることとなった。

ルッスーリアは、何故か服を脱がず私の髪や背中を洗って湯船につけてくれた。

「どうして、ルッスーリアは入らないのですか？｣

密かな疑問を言ってみた。

すると

「恥ずかしいのよ。いずれ、Aちゃんも分かるわよ。」

と言われた。

私は、今ひとつ分からなかった。

しばらく、浸かってのぼせる前に上がった。

ルッスーリアが用意してくれた寝巻きは、白いネグリジェだった。

「可愛い。」

「気に入ってくれたなら良かったわ。さ、足の手当もしましょう。」

とルッスーリアは、テキパキと私の着替えと足の手当をしてくれた。

「ありがとうございます。」

「いいのよ。私も楽しんでるんだもの。気にしないで。」

ルッスーリアは、私を抱き上げてお兄様の部屋に連れて行ってくれた。

「ボス、Aちゃんお風呂上がったよ～。」

ルッスーリアは、私をお兄様のところまで連れていってくれた。

「ああ。」

お兄様がそれだけいうとルッスーリアは、部屋を出ていった。

「痛むか？」

「大丈夫です。お兄様は、優しいのですね。」

「…そうか。」

お兄様は、隣にいる私を撫でると私を抱き上げ

「もう寝ろ」

ベッドに連れていった。

「おやすみなさい。お兄様。」

私は、ベッドに入りゆっくりと目をたとじた。

私のヴァリアーでの一日目は、終了した。