純白の姫 (ページ47)

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第四十二話ページ47

煙が消えるとそこには、縫い目だらけの上着を着た男がいた。

なんとなくさっきの男の面影がある。

男を見ているとレヴィが傘を男を囲むように開いた。

「傘を開かせちゃったらもう決まりだな。」

「どうして、傘を開くと決まっちゃうの？」

私は、ベルの言葉に引っかかった。

すると、マーモンが

「レヴィ･ボルタを回避することは不可能。あの電気傘(パラボラ)は、全周囲を死角なく覆い、ひとたび攻撃が当たり出せば7つの電気傘がおのおのに受けた電気を一気に叩き込む。まさに一撃必殺の技。レヴィは、この技でヴァリアーの幹部の７人に引き上げらけたんだからね。」

と丁寧に説明をしてくれた。

「なるほど。そうだったんだ。」

レヴィ意外とすごい。

レヴィの攻撃が当たる。

それと同時に避雷針からきた雷が床から男にあたる。

「レヴィ･ボルタの効果に加えエレットゥリコ･サーキットの電撃も浴びた。ダメージは、何倍にもはね上がる。」

私達もそして、レヴィも男は死んだと確信したときだった。

「やれやれどこに行く？」

「なにい！！」

レヴィも私も驚く。

「見な。エレットゥリコ･リバース！！」

バリーン！！

「きゃ！」

私は、ガラスの割れた音や雷に驚く。

「A、大丈夫？」

マーモンが聞いてくれる。

私が頷くとよく見るとみんな心配そうな顔をしていた。

みんな心配性だなと思いつつ勝負を見る。

男は、かなりの電気を地面に流したのだ。

レヴィは、次こそ確実に倒そうと構える。