純白の姫 (ページ41)

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第三十六話ページ41

2人の勝負が始まるとリングが急に光が強くなった。

「眩しい…！ありがとう、ベル」

ベルは、さりげなく私にサングラスをかける。

ベルは、私に笑ってまたリングに視線を元した。

勝負は、ルッスーリアが有利に進んでいる。

このまま行けば、ルッスーリアの勝ちと思っていると

「ふざけるな！」

とルッスーリアを殴った。

「あらら…。」

「ルッスーリア…本当に遊んでるね。」

「当たったんじゃなくて当りにいったんだよ。」

ベルとマーモンは、分かりきってるね。

ルッスーリアの攻撃が続く。

「また倒れた。」

「へぇー」

「なかなか雰囲気があるよ。」

ベルもマーモンも褒めてるね。

珍しい。

と思っていると

「極限太陽(マキシマムキャノン)！！！」

相手の攻撃がかすったようだ。

「あ！当っちゃったよ。」

「大丈夫。当たってないよ。」

「むしろ当てたのは、上だね。」

ベルとマーモンは、私に説明をしてくれる。

その言葉通り上を見ると照明が割れていた。

ルッスーリアは、彼の拳圧に驚いているようだったが

「ルッスーリア、奴の体をよく見てみなよ。」

とベルが種明かしをした。

その答えにルッスーリアは、納得したようだった。

でも…

「あんなのルッスーリアにもできるもん。」

と小さく呟くとルッスーリアが同じことをやってのけた。

私は、嬉しくなって

「ルッスーリア、すごい～。頑張って～。」

とまた大きな声で言った。

ルッスーリアが勝つのは目前。