第52話※ ページ5
あれからどれくらい気を失っていたのだろうか?
目を覚ますと見たこともない廃屋に横たわっていた。
私は、ゆっくりと起き上がろうとすると右肩に力が入らない上に手が縛られていた。
『ック!』
力を入れるが縄が食い込むだけで全然ダメだった。
男1「起きたか?お嬢ちゃん。」
さっきの男がやってきてニヤリと笑った。
男1「起こしてやれ!」
男がそういえば、そいつの後ろからひとりやってきて私の腕を引っ張り起こし上げられた。
『アァァー!』
その強い力で力の入らない肩に痛みが走った。
男5「わりーわりー痛かったか?」
そいつは、全然悪いとは思っておらずニタニタ気持ち悪く笑った。
男1「手荒くてわりーな!けど、オマエには見せしめで痛い目見てもらわねぇーとな!連れてこい!」
この男がリーダーなんだ。
そんなことを思っていれば
男5「早く来い!」
とまた強く腕を掴まれ引っ張られた。
そして、ドラム缶の中で赤々と燃え照らされた男の集団の前のステージのようなところに連れていかれ、リーダー格の隣に押し倒された。
ドサッ
『イッツ……。』
男6「お!可愛い声だな!」
男7「こいつがドラケンの彼女ッスか?」
男8「脱がそうぜ!」
男9「開発しちまうか!?」
私を汚い目で見てくる男たちに体が震え出す。
堅兄……三ツ谷……助けて!
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年4月18日 15時