第65話 ページ18
堅兄が私のところに通い恥じてめ一週間が経った。
今日は、堅兄がみんなを連れてお見舞いに来る日……。
一応、面会制限をしているので“堅兄と一緒”と条件を付けさせてもらった。
予め処置の時間は、外して来ると堅兄は言っていた。
時計を見ると10時を示そうとしていた。
もうそろそろだとは思うのだが……。
一人でテレビを見て待っていると
コン、コン、コン
とノックがした。
『はい。』
私が返事をすると
堅「悪ぃ!遅くなった!」
と言って堅兄を先頭にみんなが入ってきた。
三「マイキー起こすの苦労したぜ……。」
エ「A、大丈夫!?」
万「元気そうじゃん!」
一「いやいや、入院してんだって。」
場「腹減った。」
パ「これ、見舞いの品だ!」
みんなで一斉に話し出したので何言ってるのかよく分からない。
『……わざわざ、お見舞いに来てくれてありがとう。』
私が頭を下げると
エ「A、あの時私が一緒についてれば良かった!ごめんね!」
とエマが頭を下げてきた。
私は、バッと頭を上げて
『やめてよ!エマのせいじゃないから!それにエマに何も無くてよかったって心から思うから!』
と笑ってあげるとエマは、涙を流しながら感謝した。
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年4月18日 15時