君のとなりで 3 (ページ7)

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第102話ページ7

武道サイド

抗争が始まってマイキー君がやられて……。

稀咲が助けて。

場地君が稀咲、襲って。

一虎君が場地君を刺した……。

武「メチャクチャだ！！」

オレは一体何をしたら……。

でも、一虎君が場地君を殺すのは止めた！！

もうマイキー君が一虎君を殺す理由はない！！

……って事は、あとオレがやる事は。

武「オレは、東卍のトップになる為に稀咲を潰す！！千冬！！」

オレが振り返れば

千「うん。」

と千冬も頷いてくれた。

場「へー。オマエらも稀咲を？」

武「一緒に戦わせてください！」

そういえば、場地君にオレと千冬は殴られた。

場「邪魔すんな。」

武「なんで……一人でやる必要ないじゃないですか！？」

場「それなら、Aでも止めてやるんだな！」

オレは、一瞬遠くで戦っているAちゃんを見た。

そこには、何人も倒れた芭流覇羅。

そして、返り血に塗れたAちゃんがいた。

武「Aちゃん……。」

場「分かったらどけよ！」

場地君の目は、本気だった。

武「うっ。」

その目に言葉を失った。

千「場地さん……。」

場地君は、オレの横を無言で通り過ぎ

場「マイキーとAを頼む。」

そう言った。

千「何焦ってんだよ……場地さん。」

武「え？」

一緒に過ごしてきた千冬だけが分かる何かが場地君の焦りを感じた。

オレは、千冬の言葉にただ場地君を見ていることしか出来なかった。