第127話 ページ32
ようやく落ち着きゆっくりとタケミっちを向いて
『ごめんね……タケミっち。』
謝った。
万「動くなって言ったのに!」
マイキーにタケミっちは、怒られていた。
その後マイキーの首と私の首は、処置がされた。
私は、処置中マイキーの手を握りしめていた。
離したくなかった……。
おばあちゃんが作ってくれたうどんをなんとか食べてベッドに座らされマイキーから薬を飲まされる。
万「部屋片すからAは、いつでも寝ろよ?」
『……ヤダ。』
一人で寝たくない……。
駄々を捏ねていることは分かってる……。
それでも一緒にいて欲しかった。
それを見ていたドラケンは、
堅「オレとタケミっちで片すからマイキーは、Aといろ。」
そう言って閉まっていたカーテンと窓を開け散らばっている写真を集め始めた。
武「いいっスよ。オレらでやるんで。」
それを聞いたマイキーは、私をベッドに寝かせ自分も横になった。
暗い世界で一人たたずんでいた。
見渡すが誰もいなくて……。
すると、目の前に頭から血を流した真一郎とお腹から血を流した場地が急に現れる。
『真一郎!場地!』
私は、二人に駆け寄るがその二人に首を締められる。
二人の手から必死に逃れようとするもビクともしない。
『……うぅ……くる……しいよ……。』
二人は何も言わない……。
なんで何も言ってくれないの?
私が要らないの?
そう思い力を入れるのを辞めると誰かに呼ばれている気がした。
万「!A、起きろ!」
とマイキーの声によって起こされた。
『うぁー!……ハァハァ、ハァハァ……。』
私は、飛び起き上がった息を整える。
『……真一郎……場地……。』
私は、震える体を抑える。
とても怖かった……。
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作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時