第14話 ページ17
「浦島坂田船を知ったのは坂田さんがきっかけですね。
でも、知ってからずっとセンラーですね。」
そういえば、志麻さんは
「昔からずっとセンラーなんか〜。
健気やなぁ。」
そうニコニコと笑っている。
「ライブの時は黄色と紫振ってますけどね。」
私がそういえば
「えぇ?!
まじぃ？？うれしぃんだがぁ?!」
なんて言ってくれた。
「アクキーとかもしませんで揃えてますね。
最初の1曲は全員の色付けてるんですけど、
2曲目からは完全に黄色と紫ですね。」
私がそういえば、嬉しそうに志麻さんは
「えー、俺のワンマンとか来る？」
なんて言ってくれたけど
「ワンマンはセンラさんのみにしてるので」
と断った。
「一途やなぁ〜
センラさん愛されてるや〜ん。」
志麻さんは今作ってくださってるセンラさんにそういう
「てれますなぁ〜
そのままセンラーでおってな」
と手元を見ながらセンラさんはそう言った。
しばらくして、出来上がったものをテーブルに並べて
3人で仲良く食べ始める。
推しの手料理である。
なんだこれ、過去一でおいしそうである。
「ほんなら、いただきます。」
志麻さんが普通に食べ始める。
「い、いただきます！」
私は緊張しながらオムライスを口に運べば
口いっぱいに広がるチキンライスの味。
「おいしい…！」
私がそういえば、センラさんはホッとした表情で
食べ始める。
「めっちゃおいしそうに食べるやん！」
志麻さんが私を見てそういう
「うれしいですねぇ、こうもおいしそうに食べてくれると
作り甲斐があるってもんですわ。」
センラさんは嬉しそうにこちらを見ていた。
なんかすごい恥ずかしいんですけど…！
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作者名：レンカ | 作成日時：2023年9月22日 21時
