【番外】センラ誕生日2023 ページ12
※付き合ってる設定
センラside
“3日、バイト終わりお家に行ってもいいですか？”
10月1日に突然来たli〇e。
珍しく彼女から来たli〇e。
連絡が来たことも内容もとてもうれしくて。
“ええよ。迎え行くわ”
とだけ返した。
そわそわしながら迎えた10月3日。
いつも8時30分に行くところを9時55分ごろに行った。
「いらっしゃいませ〜」
いつもは1人でいるのにほかにも店員さんがいた。
「折原さん。いらっしゃいませ。
すみません、迎えに来させてしまって…」
Aちゃんが近寄ってきて、そういった。
「ええよ、ええよ。
俺が好きで来たんやし。
外でコーヒーでも飲んで待っとるよ。」
そう言って、コーヒーを取りに行こうとする。
「ありがとうございます。」
そういう彼女はとても愛らしいと思った。
Aちゃんから離れれば、一緒に入っているだろう、
パートのお姉さんに
「彼氏さん？かっこいいねぇ。」
なんてからかわれていて顔を赤くさせてるAちゃんが見えた。
手に取ったコーヒーをレジに持っていけば
対応はAちゃんで
「…すぐに行きます。」
と言って、対応してくれた。
なんだこの可愛い生き物。
俺の彼女可愛すぎか？
「まっとるなぁ」
なんて言って、俺は店の外でコーヒーを開ける。
スマホをいじりながら少し待っていれば
少し多めの荷物を持ちながら出てくるAちゃん。
「お待たせしました。」
荷物に何か大切なものが入っているんだろうか。
荷物を気にしながら、近寄ってきた。
「ん、ほんなら行こうか」
俺はそう言って荷物を持ってない方の手を握る。
恋人なんだし、ええよな？
手をつなぐだけで顔を赤くして
初心な彼女がたまらなく可愛く見える。
思えば、今日はバイトの時からメイクをしていたような…
「家に寄らずに直でセンラさんのお家なんて
初めてですね。」
道中そういった彼女は少し照れていた。
「せやなぁ、Aちゃん的にはどっちのがよかったん？」
俺がそう聞けば、
「…センラさんのためにおしゃれして待ち合わせていくのも幸せですが、
こうやって少しの時間でもたくさん一緒にいられるのも幸せです。」
と顔を赤く染めながらも笑顔でそういう彼女。
ほんま、この子は…
「かわええ」
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作者名：レンカ | 作成日時：2023年9月22日 21時
