【usss】コンビニ店員と歌い手【snr】 (ページ2)

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第1話ページ2

(ねっむ…)
何も変わらない日常。
コンビニなんてそんなもんである。

私はAA。
年齢は21歳のフリーターだ。
人と違うところは
底辺だが歌ってみた動画の投稿している
いわゆる歌い手というものだ。

(もうすぐ8時30分か…)
レジカウンターのところにある揚げ物を
補充しながら時計を見ればもうすぐあの人が来る時間。

揚げ物を載せたトレイを片付けると入店音がする。
「いらっしゃいませ～、おはようございます。」
挨拶をしながら、店内を見れば、やっぱりあの人だ
(今日も来たんだ、センラさん。)
私のちょっとした楽しみと罪悪感を感じる時間。
「今日もAさんなんですねぇ。
　毎日お疲れ様です。」
毎日缶コーヒーとサンドイッチを手にレジに来る。
「おはようございます。お預かりします。
　人がいないみたいなんですよ。」
そういいながらレジ作業をする。
(センラさんは毎日なんでここに買いに来るんだろう)
そう思ってやまないところではある。
「ご会計2点で○○円でございます。」
私がそういえば、携帯を取り出し、
「ペイ〇イで。」
そして会計が終わればすぅっとはけて出ていく。

それがいつもだったのに

「せや、Aさんって今日何時上りです？」
この一言でいろいろ変わったのかもしれない。