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建物に近づくにつれてふんわり香る木の匂い
鍵を開けるテヒョンの後ろで
みんな早く入りたくて入り口にぎゅうぎゅう集まる
ーガチャッ
TH「おー、すげぇー」
AN「ちょっと…早く進んでよ！見えないー！」
JＫ「わ、広いねけっこう、ほら！」
前にいたジョングクがスッと身体をずらして私を先に入れてくれた
目の前に見える階段
左側にソファーと小さなテーブルとテレビ
右側にはキッチンとダイニングテーブル
なんともハイセンスなその空間は、非日常だけど普通に生活できそうなお洒落なお家みたい
荷物を置いて2階やバルコニーを見て回ってから、戻ってきてソファーに深々と座ったテヒョンが言う
TH「なんかもう、俺ずっとここに居てもいいかも…」
AN「なんしに来たのよ」
JＫ「外行ってみよ！」
「賛成ー！」
TH「え〜」
AN「さっきなんか貰ったじゃん、案内みたいなの」
テーブルに広げた案内図を4人で覗き込む
建物の奥に共有スペースの広場
その脇にコインシャワーとランドリーハウス
広場から川沿いにぐるっと一周伸びる道は、駐車場に繋がっている
AN「この道行ってみようよ、川！マイナスイオン！」
TH「…それはちょっと浴びたい」
「行こ行こ！浴びに行こー！」
JＫ「はい決まりー」
もうほぼ真上にあるおひさまの下
光が反射してキラキラ輝く川の水に
アンと2人で手を伸ばしてぬる〜いと笑う
サンダルを脱いでそのままバシャバシャ川に入ったテヒョンとジョングクも、ふざけて押し合いをしては大声で笑っている
ふとこっちを見たテヒョンが
TH「…入んないの？」
と近づいてきて、来るな来るなと逃げ出したアンを追いかけ始めた
TH「なにしに来たのってさっき言ってたよなぁ…？」
AN「川に入りにきたんじゃなーい！！」
TH「うるせー！入れーー！」
サンダルを履いて本気で走り出したテヒョンにあっさり捕まったアンが
AN「…ジョングク！みんな道連れー！」
とサンダルを脱ぎながら、その光景をのほほんとしゃがんで見ていた私を見る
JＫ「りょーかーい」
え…
え！？
気付けばすぐそこに居たジョングクにパシッっと腕を掴まれて
JＫ「はい、脱いで」
にっこり笑ったその顔が怖い。
JＫ「早くしないと濡れちゃうよ？」
そう言って引っ張る手に、なす術なく慌ててサンダルをぽいぽいして
手を引かれたまま
ギャーギャー騒ぐ2人の元へ。
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renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
