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おじさんは、まだ結婚してなくて、私にいとこはいない。パパ側にはいるんだけどね。
まぁ、それはともかく。おじさんは容姿もいいし、性格も優しくて、頼り甲斐がある。
それなのに、奥さんがいないのが、意外だったんだ。奈子がいたら、躊躇なく聞きそうだけど、私はある程度プライバシーは守るからね。
おじさんに預けられたのは私だけで、さらに疑問が深まった。本当、どうしたんだろう。
それとなく、聞いてみたけど、はぐらかされちゃった。私だけに内緒の事かぁ。
あまりいい気はしないけど、ま、しょうがないか。ママにとって、私は、お兄ちゃんや奈子に比べると劣ってる存在だもんね。
ああ、自分で言ってて、悲しくなってきた。
「彩ちゃん。今お母さんから連絡があって、しばらくこの家で預かることになったんだ。荷物は、届けてくれるらしいけど、大丈夫?」
心配そうに私の顔を覗くおじさんは、本当にいい人で……。私が親と離れるの、寂しくないか、聞いてるんだよね?
「私、このが家大好きです!なので、心配しなくてもいいですよ。」
ニッコリ笑顔でそう言ったんだ。
「そっか、それなら良かったよ。じゃあ、しばらくの間よろしくね。」
「あっ、はい。お世話になります。」
私はペコっと頭を下げて、お辞儀をした。これから、このオシャレな家で生活できるんだ!
そう考えただけで、幸せな気持ちになれた。って、そうだった。
「あのっ。秀m……じゃなくて、塾ってどうすればいいんですか?」
ここから通うなら、それでもいいんだけど……。家からに比べて、かなり遠いんだ。
正直、ちょっと不安。まだなれてない土地だし。
私って、抜けてるとこがあるから、迷子になったりしそう。いや、絶対に迷うな。
「それなら、もう連絡してあるよ。塾は休み。勉強は、僕が見ることになったから。」
「えっ!?本当ですか!」
私のテンションは、もう最高潮!おじさんは、とても頭がいいんだ。
お兄ちゃんにも負けないくらい。……これも、ママが嫌っている理由の一つなのかなぁ。
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こんにちは、花梨です!
ここまで読んでくださった、読者の皆さんありがと
うございます。
なるべく更新できるように頑張ります!
学校と塾、部活があって……中々書く時間が少ない
ですが、KZは好きなので、そのパワー(?)で書い
ていきたいと思います。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:花梨 | 作成日時:2020年6月23日 10時