伝える ページ30
あまりの衝撃に涙が引っ込んだ私は涙を拭うのも忘れて、八左ヱ門の方を見上げようとしたがそれは叶わず、八左ヱ門に優しく頭を抑えられた
鍛えられたその体に少し恥ずかしさを覚えつつも、今の状況に私はイマイチ理解が追いついていなかった
すると八左ヱ門が言った
竹「俺、Aのことが好きだ」
「、、、え」
竹「Aに会った時からいつもの天女とは何かが違う、なんだ特別な存在のように思えたんだ」
あまりの展開に私はついていけてなかった
竹「そこから徐々に俺は自分の気持ちに気づいていった、Aとできるだけ一緒にいたい、ずっと笑っていて欲しい、そんなふうに思うようになった」
竹「だからもう、そんなふうに泣かないでくれ、俺はAの笑った顔が1番好きなんだ」
そう言われて八左ヱ門の方を見上げてみると顔を赤く染め、照れくさそうに笑っている八左ヱ門の顔があった
「八左ヱ門っ、」
私は思わず八左ヱ門をぎゅっと抱きしめた
竹「っわ!A!?」
八左ヱ門の焦ったような声が聞こえるが無視して私は続けた
「好き、私も八左ヱ門のことが好き、」
涙がボロボロと溢れ出てきた
「ねぇ、いずれ帰っちゃうかもしれない私のことを好きでいてくれる、、?」
竹「っ、あたりまえだ!Aがどこに行ったって俺は必ず見つけてやる、この時代にいなくてもだ!」
竹「、、だから俺の恋人になってくれませんか」
「っはい、もちろんっ!」
その言葉と共に私たちは強く抱きしめあった
穴の外では太陽が明るく輝いていた
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もんちゃん - まさか...まさか!!気づいちゃう!!竹谷先輩夢主ちゃんの事好きって気づいちゃう!?夢主ちゃんもつられて顔が赤くなって欲しい!! (2022年11月24日 19時) (レス) @page26 id: aa9892df77 (このIDを非表示/違反報告)
renako4649(プロフ) - もんちゃんさん» コメントありがとうございます!私もじゃんじゃん物語を進めていけるようにしたいと思います! (2022年10月31日 8時) (レス) id: a270f1a7f3 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - クッソ。まさかのまさかの伊作君も狙っているとは!!八!!早くしないと夢主ちゃんを取られるぞ!!てか早く八と夢主ちゃんくっついて欲しいんだけど(願望)切実に (2022年10月23日 22時) (レス) @page21 id: 46474643e9 (このIDを非表示/違反報告)
renako4649(プロフ) - もんちゃんさん» コメントありがとうございます!私も可能な限りじゃんじゃんお話投稿していけるように頑張ります! (2022年10月3日 0時) (レス) id: a270f1a7f3 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 初コメ失礼します!!これが両片想いって奴ですね。早く八左ヱ門と夢主ちゃんくっついて欲しいですね!!! (2022年10月3日 0時) (レス) @page17 id: 20e58f2ecb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:線香花火 | 作成日時:2022年8月24日 19時