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取り合えず玉をベッドに寝かせ、

布団をかけた。




一息落ち着き、俺はまた部屋を見渡した。


“元“ファン。

なんかじゃなかったんだな。


今も俺たちのことを好きでいてくれてる。




きっと玉の性格から言うと、

僕なんかが側にいたらいけないから、




信じられなくてもいい。


むしろお前なんかいらないと言われた方が。





そうやって自分自身を追い詰める筈だ。

だから、


北山に襲われたときも、

“嫌われた“と思ってしまったせいで、


自分を追い込み、

勢いでポスターを破ってしまったに違いない。





そう思うと、

胸が苦しくなった。







「…んんっ……」

声が聞こえたと思って玉を見つめたら、

ゆっくりと瞼が開いた。




咄嗟に声をかけたら、

目を見開き、


半ば強引に俺を家から追い出した。





ガチャン、と鍵の掛かる音と、

チェーンを掛けられる音も聞こえた。





…そうか。

こんなところを見られたくなかった。



とか思ってる筈だな。






こんな僕のために、とか。

どうして藤ヶ谷さんが、とか。




でも、俺にだってわからない。

俺がここにいる理由。




それは、



大事なマネージャーを、


玉を見捨てることなんて出来なかったから。









いや、



今は気づいてないだけで、







もっと玉に対する感情があるのかもしれない。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 恋愛 , 藤玉   
作品ジャンル:恋愛
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ReUt.(プロフ) - 大学いもさん» 他の読書様も閲覧されますから、個人情報が悪用されるといけないですからね、お早めに削除した方が良かったのかと(・・;) (2016年12月13日 20時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» これって、ReUtさんしかできないんじゃないんですか? (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» りょーかいです。あらためて友達になってくれてありがとうございます。よかったら私の小説もみてください (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - 大学いもさん» 確認しました。個人情報になりますので、お早めにコメントを削除してください(^-^ゞ (2016年12月13日 20時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» ReUtさんは何歳ですか? (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たんまもり姫&ReUt. x他1人 | 作成日時:2016年11月9日 22時

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