愛すべきマネージャー

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いつも通りの自分でいないと。

たとえ、全てを忘れられなくても…。


いつもの自分を演じるのは慣れてる。

穏やかでニコニコしていれば、玉森 裕太。





どうせ、僕をちゃんと見ている人なんていない。





僕がいなくて、気づく人なんているのだろうか？

僕がいなくて、困ることなんてあるのだろうか？









僕は、いてもいなくてもいい存在。









いてもいなくても何も変わらない。



キス,マイさんからしたら、

いつも通りの日常だ。



僕がいなくても、

当たり前のように挨拶を交わして、

いつものようにわちゃわちゃと話して…。



そう、所詮、僕はこの程度。



僕が寝ずに頑張っていることも、

キス,マイさんの苦労に比べたら、小さい。



なんだろう…。もう疲れた……。



頭がグラグラして、気持ち悪い。


いろんなことが頭の中を無限にループする。


『……お前って、空気だな。
いてもいなくてもどっちでもいいよな。
勉強も運動もできないし、
どっちかといえば、邪魔だよな。
無駄に真面目だし。』



高校の時は、こう言われたんだっけ…。



いてもいなくてもいい。

どっちかといえば、邪魔な僕。


もうどうでもいいや…。


何もかもを諦めると、

急に力が抜けていく…。



そして、ぷつんっと糸が切れた。

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