愛すべきマネージャー

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何がいけなかったんだろう…。

僕は、いつ何を失敗したんだろう。






ボク、ナニヲシタ？







一生懸命尽くしてきたつもりだった。

下心があったとしても、

マネージャーとしての仕事は頑張ってたつもりだ。



北山さんは、初めて笑顔で話しかけてくれた人。



みんなが僕を疑った目で見てる中、

北山さんの『おはよっ！』『お疲れ！』の言葉は、

僕の日々の支えでもあった。



だから、あの時、僕は抵抗できなかった。

北山さんをどうしても悪者にしたくないから。





北山さんもきっと全て忘れる。

これは、僕のワルイユメでしかない。

僕が忘れれば、全て解決。




この夢は、下心丸出しの僕への罰。




まだ震える手も止まらない涙も、

明日になれば、全部なかったことにする。



大好きな皆さんのためのマネージャーだから。



僕みたいなヤツのせいで、

仲が悪くなったりするのは見たくない。


明日からいつもの非日常的な日常に戻ればいい。


北山さんが、

『おはよ〜…。』

って、眠そうに挨拶してくれたら、

いつも通りの挨拶で、

『おはようございます…っ！』

こう返事をすればいい。



こんな僕のために、

何十万人という方が悲しむなんて絶対だめだ。



だから、僕は全てを忘れる。

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