愛すべきマネージャー

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「…めっちゃ美味いじゃんっ！！
毎日、玉の手料理食べたいくらい美味いっ！！」


「…ふふっ、良かったっ！」


「…玉ちゃんって、めっちゃ理想だ〜。
アニメキャラみたいに完璧じゃんっ！
可愛いし、料理できて、優しくてさっ！！
運動音痴とかは俺にとっては萌えでしかない！！」


「……宮田くん、めっちゃキモイ。」



すごく楽しい。

僕の非日常的な毎日の中の些細な日常。




僕が思ってた以上に憧れの人と会うのは疲れる。




悪い意味ではなくて、

半年経っても、緊張で胸がいっぱいだ。



「多めに作っちゃいましたのでっ、
たくさんっ、おかわりしてくださいっ！」



お母さんにたくさん教えてもらった料理。

勉強も運動もできない僕の取り柄。


お母さん、ありがとっ！！

お母さんのおかげで、皆さんが喜んでくれました！



どうしようっ。

今すぐにお母さんに電話したいくらい嬉しいっ！




下心関係なく、

みなさんに感謝されるのがとても嬉しい。




ただの自惚れだけど、

今の皆さんの笑顔は僕が作ったよね……。








僕は、ものすごく単純だ。

自分でも自覚してるほどの単純さだ。

皆さんの笑顔を見るだけで全てが消え去る。

苦しい気持ちが全部。





「…あ、ピンポンなりましたよっ？」

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