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誰もいない楽屋。
わちゃわちゃしてた部屋が、
一瞬で静けさを取り戻した。
皆さんが優しいから、錯覚してしまう。
僕は、皆さんに必要とされてるんじゃないかって。
皆さんと仲良くなれてるんじゃないかって。
でも、全然そんなことはなくて。
僕と皆さんの間には、大きな川があって…。
選ばれた人しか渡ることの出来ない橋があって…。
その橋を僕は渡れない。
それが、皆さんとの絶対的な距離感。
必要以上に皆さんに入り込んだりはしない。
「…インタビュー終わったんですねっ!
……お疲れ様でしたっ!
この後はオフですっ!ゆっくりしてくださいっ!」
こんな事務的な連絡をして、終わればいい。
でも、こんな考えは欲望を目の前にしたら、
簡単に崩れ去っていくただの綺麗事でしかない。
「玉ぁ、この後空いてるなら、あそぼー!」
僕の下心が、こんな素敵な誘いを断れるわけない。
この誘いが僕にとって、どれだけ嬉しいか。
「…空いてますっ!遊びますっ!」
皆さんはどう思っているだろう…。
こんな僕を。
『…嫌いって言うか、信じられない。』
この言葉が胸に刺さる度に、逃げてしまう。
この言葉が僕にとって猛毒だから。
頭がいっぱいになる度に逃げ道を探し続ける。
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ReUt.(プロフ) - 大学いもさん» 他の読書様も閲覧されますから、個人情報が悪用されるといけないですからね、お早めに削除した方が良かったのかと(・・;) (2016年12月13日 20時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» これって、ReUtさんしかできないんじゃないんですか? (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» りょーかいです。あらためて友達になってくれてありがとうございます。よかったら私の小説もみてください (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - 大学いもさん» 確認しました。個人情報になりますので、お早めにコメントを削除してください(^-^ゞ (2016年12月13日 20時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - ReUt.さん» ReUtさんは何歳ですか? (2016年12月13日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんまもり姫&ReUt. x他1人 | 作成日時:2016年11月9日 22時