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俺のせいだ。 ページ6

ノートに向けていた視線を上げた。

目の前には、



愛くるしい、あの笑顔。

何年も間近で見れなかった笑顔。



…俺が…

ずっと、見たかった笑顔…。



『俺、応援することしか出来ないけどさ、
裕太なら出来るって信じてるからッ!』



あいつらしい、

押し付けがましいとも言えるけど、

背中を押してくれるような力強い言葉。



真に受ければ良かったのに。


あの頃の俺は…どこか狂ってた…。




『…分からねぇだろ…俺の気持ちなんか…』


『え…?』


『お前は足が速いだけで高校行けるけどよ、
俺は勉強しねぇと先の未来が無いんだよ!』



あのときの俺は、

『励ましの言葉』


じゃなくて、


『見下して皮肉った言葉』

だと捉えたんだ。


『そんなに俺のことバカにして楽しいか!?
能天気に笑ってる暇なんてねぇんだよ!』


『なっ、俺はそんなつもりで言ってない!
本気で裕太が受かってくれると思ってッ…』


『それを見下してるって言うんだよ!お前、
そんなに俺が可笑しいなら笑ってろよ!』


ヒートアップしていく俺らの喧嘩。

女子は悲鳴を上げ、

男子は俺たちの仲裁に入った。



それでも俺たちの喧嘩は止まらない。






俺が一言

『ありがとう』

と言っていれば。




俺は今こうして、

後悔に浸る人生を送っていないはずなんだ。

前に向けない。→←もうダメかも。



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作品ジャンル:恋愛
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とも(プロフ) - こんばんは!ボードに書き込みました!よろしくお願いしします! (2016年12月2日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» はい、大丈夫ですよ!( ̄∇ ̄*)ゞ (2016年12月2日 0時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!コメント欄いっぱいになるのでボードに書いても大丈夫ですか? (2016年12月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» 了解しました、大丈夫ですよ!(*´∇`*) (2016年12月1日 7時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すみません!やっぱり内容そのままでお願いします! (2016年12月1日 3時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ReUt. | 作成日時:2016年10月23日 8時

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