出来ない言い訳。 ページ4
あいつは、元陸上部、長距離のエースだった。
関東大会にも出場し、３位という成績。
陸上強豪校から、たくさんの推薦が来ていた。
それに対して、
俺は部活に所属さえしてなかった。
根っからの運動音痴な俺は、
何をやっても結果を残すことは出来なかった。
それなら勉強だったら、
って言われてもそう簡単には行かない。
俺は年中、学年で下位の中を彷徨っていた。
あいつだって勉強面では同じくらいだ。
いや、あいつの方が下だった。
なのに、
陸上が出来るだけで、
あいつは楽に高校進学が出来たんだ。
クラス中では、喜びの声が上がっていた。
『すげーなー、高嗣ー』
『おめでとう、高嗣くん』
あの輪の中に、俺は入れなかった。
変に高いプライドも持ってて、
『おめでとう』の言葉さえ、
かけられなかった。
そこら辺から、
俺たちの関係性はギクシャクし始めた。
毎朝の登校は一緒だったが、
極端に会話が減った。
あいつは俺を遊びに誘ったりしてくれたけど、
勉強だから。
と、スッパリ断ることが多くなった。
おめでとう、と声をかけていれば。
あの遊びの誘いに乗っていたら。
あんな喧嘩で壊れなかった友情があったのに。
引き金は、全部俺なんだ。
下手な言い訳なんてもう出来ない。
『お前なんかもう友達でもなんでもねーよ！』
頭の中に響く、
俺への怒号。文句。
今になって、
心を貫く程の威力を増して、
俺の心へヒビを入れ始めている。
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とも(プロフ) - こんばんは!ボードに書き込みました!よろしくお願いしします! (2016年12月2日 21時) (携帯から) (
レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» はい、大丈夫ですよ！(￣∇￣*)ゞ (2016年12月2日 0時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!コメント欄いっぱいになるのでボードに書いても大丈夫ですか？ (2016年12月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» 了解しました、大丈夫ですよ！(*´∇｀*) (2016年12月1日 7時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すみません!やっぱり内容そのままでお願いします！ (2016年12月1日 3時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ReUt. | 作成日時：2016年10月23日 8時
