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ラインを目指して。 ページ23

「高嗣!あと少しだ!踏ん張れ!」


高嗣と俺は大学に入り、

迷いもなく陸上部に入部した。


高嗣は1年というブランクを感じさせない、

ぶっちぎりの脚の速さを買われ、


夏季大会のレギュラーメンバーに選ばれた。



俺はマネージャーとして裏方に回り、


俺に出来ること。俺が気づいたところ。

率先して俺は部を支えた。



「二階堂と玉森は良いペアだな」

って、先輩からよく言われた。



1年でレギュラーなんて、

そこら辺の少年漫画ではすぐに嫌われる役なのに



高嗣のあの愛嬌のある愛くるしい性格で、

先輩からも好かれている。



高嗣は周りを惹き付ける。

真っ直ぐで明るくて笑顔を絶やさない。




高嗣は、俺の自慢だ。






そんな俺たちは今、

夏季大会の真っ只中。




10000メートルという、

俺では絶対走りきれない距離のタイムを競う。



追い抜かれても追い返し、

スピードを上げて前の選手を追い抜いて。



陸上ってこんなに熱いものなんだと、

改めて知れた。




「高嗣!あと100メートルだ!行け!」



高嗣はスピードを上げた。

ゴールラインを越えた後に聞こえた声は、




『7位、〇〇大学、二階堂くん』



表彰台は、逃してしまった。

しょうがない。相手は年上で経験もある。




「高嗣!よく頑張ったな!トップ10だぞ!」


倒れ込む高嗣にベンチコートを羽織らせ、

水筒とタオルを渡した。









「…はぁっ…くそっ……はぁっ…はぁっ…」


「…高嗣…?」


「…はぁっ…1位じゃっ…はぁっ…ないのっ…!」






…ほんと。


何事にもトップを目指して諦めないところ。





好きだよ。高嗣。

LAST→←かけがいのない…。



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作品ジャンル:恋愛
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とも(プロフ) - こんばんは!ボードに書き込みました!よろしくお願いしします! (2016年12月2日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» はい、大丈夫ですよ!( ̄∇ ̄*)ゞ (2016年12月2日 0時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!コメント欄いっぱいになるのでボードに書いても大丈夫ですか? (2016年12月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» 了解しました、大丈夫ですよ!(*´∇`*) (2016年12月1日 7時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すみません!やっぱり内容そのままでお願いします! (2016年12月1日 3時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ReUt. | 作成日時:2016年10月23日 8時

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