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手の温もり。 ページ13

「じゃ、そろそろ俺帰るな」


「おぅ!退屈だからさ、また遊び来いよ!」


「ん、そのうちな」



手を振って俺を見送ってくれる高嗣、

手を振り返しながら俺は病室を出た。



空は夕焼けが空を染めていて、

オレンジ色の夕陽が目に染みた。


「さみー…」

かじかむ手を擦りながら家に戻る。

途中途中で冷たい風が頬を突く。



でも、



いつもより暖かく感じた。

少しだけどね。



きっと、

心のわだかまりが取れたからだ。


あんなに笑ったの久しぶり。

あいつの笑顔を見るのも久しぶり。




何もかもが久しぶりで、


懐かしかった。





母親が作ってくれた煮物のラップを変え、

電子レンジで温める。


その間に、コーヒーを入れて、

そのまま飲み干す。



茶碗にご飯を盛り、煮物を取り出し、

コーヒーをすすりながら夕飯を一人で食べる。









…いつかまた、

高嗣と飯、食いたいな…。









一人でホッと一息をついていると、



「…うぉ、電話?」

ベッドの上に放っておいたスマホが震えた。



誰からかも見ずにスマホを取り、

ボタンをタップした。






「よ、裕太。久しぶり」


「え…、北山先輩、?」


「急なんだけどさー、バイトのお願い頼まれて
くれないかなー」


「はぁ…、いいですけど…なんのバイトっすか」


「バイトっつーか…、何て言うんだろ。



〇〇大学の陸上部のマネージャー?」








それは、

高嗣が行きたいと言っていた大学だった。

いい加減すぎません。?→←見えない言葉。



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作品ジャンル:恋愛
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とも(プロフ) - こんばんは!ボードに書き込みました!よろしくお願いしします! (2016年12月2日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» はい、大丈夫ですよ!( ̄∇ ̄*)ゞ (2016年12月2日 0時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!コメント欄いっぱいになるのでボードに書いても大丈夫ですか? (2016年12月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» 了解しました、大丈夫ですよ!(*´∇`*) (2016年12月1日 7時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すみません!やっぱり内容そのままでお願いします! (2016年12月1日 3時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ReUt. | 作成日時:2016年10月23日 8時

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