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想いを。 ページ11

「…え…裕、太…」


「…久しぶり、高嗣」



自分では笑えてた、と思う。

ニコニコって感じじゃないけど、


口角は上がってた、はず。




「脚…怪我したって聞いた、から…、様子…、
見に、来ようかなって、思って…」


自分でも分かるくらいカタコト。

緊張して思ったように話せない。



いやっ、


そんなこと言ってる暇はない。

早く謝らないと…。



「あ、あの…本当に、あのときは…「ごめん」

…え?」



「俺のバカな一言で、ごめん」

脚を松葉杖で支えながら、頭を下げた高嗣。



「ちょ、なんで高嗣が謝るんだよっ、謝るのは
俺の方だろっ…」






やめてくれ。

自分が惨めになるだけなんだ。



だから、





それ以上、辛そうな顔をしないで。


「…俺…、あの時、すごく浮かれてたんだ。自分
にとって余裕過ぎて、つい…裕太に…」


「俺だって、理不尽に怒ったりしてっ…」



ちらっと回りを見渡せば、

俺と高嗣、二人だけの空間になっていた。



「「…ごめんな」」

お互い、声を揃えて。


お互い、目を見ながら。




そして、

お互い、笑った。




久しぶりに、

笑った気がする。



笑い方を忘れてたくらい笑ってなかったのに。






嬉しいから笑うじゃない。



笑うから嬉しいんだ。







「…病室、戻ろう?そこで高校のときの話、俺に
聞かせてくれよ」


「おぅ。高校時代は俺の青春だからな!」





また、

リハビリ室には、



俺たちの笑い声が響いた。








どこか、


懐かしい気持ちになる。

見えない言葉。→←決断と気持ち。



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作品ジャンル:恋愛
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とも(プロフ) - こんばんは!ボードに書き込みました!よろしくお願いしします! (2016年12月2日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» はい、大丈夫ですよ!( ̄∇ ̄*)ゞ (2016年12月2日 0時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!コメント欄いっぱいになるのでボードに書いても大丈夫ですか? (2016年12月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
ReUt.(プロフ) - ともさん» 了解しました、大丈夫ですよ!(*´∇`*) (2016年12月1日 7時) (レス) id: e29a252543 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すみません!やっぱり内容そのままでお願いします! (2016年12月1日 3時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ReUt. | 作成日時:2016年10月23日 8時

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