天使なバンパイア 〜F×T〜 番外編

13 〜T〜 ページ13

ボクが転校してきて、はや、１か月。


だいぶみんなとの会話も出来るようになってきた。

勉強を教えたり、みんなでふざけて、そして笑って…。


ボクもみんなから、玉って呼ばれることになった。

ボクはまだ、

君づけが精一杯だから…。(笑)


そんなある日。


藤ヶ谷君と、勉強会をすることになった。

英語が特に分からないらしくて、そこを教えてほしいって言われたんだけど…。



…ボクが、教えられるかな…、？
教えるなんて、したことなかったし…。



当日、昨日決めた全体的に黒めの服を着て、
家をでる。


日光が苦手だから、黒い服を着たけど…。
やっぱり、日差しはバンパイアにとってダメで。


…ボクはハーフだから、灰になって消えるなんて事はないけど…。


純血のバンパイアだったおじいちゃんは、この光を浴びたら死んじゃうんだ…って思うと、



日中に出れないって、本当に寂しいよね…。

ボクも、おじいちゃんみたいなバンパイアだったら…。




学校に行って、いじめられることもなかった…、のかな…。




そんなこんなで学校前の校門に行くと、藤ヶ谷君がおしゃれな格好をして立っていた。



声をかけて、服を誉められて、赤くなって。



ショッピングモールに行くことになった。

14 〜T〜→←12 〜T〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す