続 恋 人 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

136話　不安やら嫉妬やら ページ45

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夕方から水族館に着けるように、水族館の方に
近づきながら、映画館に来ている

悠仁たちにどこに行くのか聞かれ、私も五条先生も
観たい映画があるから水族館と映画館に行くと
言ったら三人揃ってこう言った


『水族館と映画館同時に行くってすごくね？』


まあそう言われても仕方ない
だいたい水族館で一回のデート、映画館で一回の
デートをするだろうから

仕方ない、観たい映画の公開日がかなり過ぎているからいい加減観なければならない
もし観られなかったら円盤を買わなければならなく
なるから映画館で観たい

それに"悟さん"も私と同じ映画が観たいんだし、
映画館と水族館どちらも一日で堪能できる特別感も
ある



「ねえ、朝から気になってたんだけどさ今日眼帯じゃなくて伊達メガネなんだね」

「…野薔薇が『デートに眼帯はやめとけ、目を隠したいんなら伊達メガネでもいいでしょ』って言われて
一理あるなと思って昨日買ってきたんです」


私は高専にいるときは、眼帯はしていない
外に出る時、任務は眼帯をして左目を隠して呪霊から
ふいに襲われるのを防いでいる

微力ながら左目には呪力を流しているから三級程度までなら気気づかれることはない
しかし勘が良い特級とかは目を隠していても呪力を
流し込んでいても気づかれる

面倒な呪具だけど、使えるものは使っておく





「五条くん？」


「ん？」


こちら側に歩いてきた大人しそうな女性が
"悟さん"の目の前で足を止めてそう言った

知り合いかなにかだろうか

それとも＿＿＿＿




「やっぱり五条くんだ、久しぶりだねー元気？
映画観にきたの？なんの映画？よかったら私と一緒に観ない？」

「え、だ…」

「"悟さん"映画のチケット早く買わないと席が
無くなります。すみません、悟さんとお話ししたいのなら今度でお願いします。行きますよ悟さん」


間違いなく話しかけてきた女性に『え、誰？』と
言おうとした"悟さん"の言葉を遮り、手首を掴んだ

「そうだね。行こっか、ごめんねー」

「あ…う、うん…」


少々強引だったけど、自分は覚えている相手に
『誰？』と言われる方がショックだろう

というか、あの女性＿＿＿＿




「A、あの人もう近くにいないよ」

「あ…本当ですね」

パッと掴んでいた手首を離し立ち止まった



「悟さん、あの女性のこと覚えていないんですか？」

「うん全然覚えてない。なに、もしかしたら元カノだと思っちゃった？嫉妬とかしちゃった？」



「………した」

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