続 恋 人 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

※(修正)109話　「終わりにするって話」 ページ15

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『Aはいざとなれば呪いの視覚を操る呪具を
僕がいなくても使っちゃう、じゃあ僕と恋人になれば四六時中とはいかないけど一緒に過ごす時間が増えるしAに万が一があっても大丈夫だしね！』


最初は都合が良い口実を作った軽いお遊びのような
ものだった



任務に同行させたり、個人稽古をしたり、
ちょっと出掛けたりして自然と一緒にいる時間が
増えていった


そんなことしてたら、いつの間にか
自分の感情に頭が追いつかなくなった





勿論最初は恋愛感情なんて持ってなかった
ただ千眼のように呪具の目によって呪いに殺される
僕の生徒を二度と見たくなかっただけだった


それだけだった



今は生徒だからとか関係なしに透見Aという一人の人間が僕の前からいなくなることが嫌になってる






それなのに僕は肝心な時にAの傍にいたことがない しかも二回も



一回目は、交流会初日にAだけ連れ去られて
改造されて準一級の呪いに取り込まれた千眼と
Aが戦ったとき

僕が来たときには、Aは身体も心もすべて
壊れかけていた

千眼が取り込まれた呪いにダメージ与えてなかったら
間違いなくAは死んでた


二回目は、今日だ
ツギハギ顔の人型呪霊と話をしただけだと七海は
言っていたが、もしソイツがAを殺す気だったら
どうなってた？Aが強くなったとはいえ、七海が苦戦した呪霊に一人ではとても＿＿＿＿









「五条先生、どうしたんですか私だけ呼び出して。
というか任務終わったんですか」


静かな足音と共に、左横からAの声が
聞こえた

左を向くと、そこには確かにAの姿があった
何も怪我がなく、生きてることは七海から電話で
聞いてたのに、生きているとAを見て実感するが
いつも通りに接する




「ごめんごめん、ちょっと話がしたくてさー
あ、任務は終わってるから心配しないで」


「わざわざ呼び出すほどの話を、五条先生が？
本当に呼び出すほどの話なんですか」



まあ、Aならそう思うか




僕と一緒に "居させてたから"




でも今日でそれは終わりにする








Aなら、僕の"生徒"なら分かってくれる







「恋人勧誘を終わりにするっていう話」

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