続 恋 人 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

105話　送ったメッセージは ページ11

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その後、東校舎、西校舎に住み着いていた
呪霊達を七海と透見は祓った

加えて体育館、北、南校舎に住み着いていた数体の
呪霊を祓い終えると呪霊の気配は完全に消えた


任務はこれにて終了した


"帳"が上がった空に、夕焼けが顔を出す



「…もう夕方なんですね」

「まあ、ここに着いた時には昼時でしたから」

「確かにそうでしたね」


校門から出た二人に目立った傷は見当たらないことを
確認した伊地知は安心し、胸を撫で下ろしていた


「透見さん、今日のことは私から上と五条さんに報告をします。良いですね」

「はい、ありがとうございます。
五条先生には自分の口からも言っておきます」

「そうですか、それが良いでしょうね。
先に私が五条さんに一本電話を入れますから少し
待っていてください」

「はい」

七海はスマートフォンを片手に透見と伊地知から
距離をとった後、耳にスマートフォンを当てた



「透見さん、中で何かあったんですか…？」

「ツギハギ顔の人型呪霊が現れたので、その
報告です」

「ええ⁉お二人とも、怪我はないんですか⁉」

「私と話をしただけですから怪我は私も七海さんも
していません」

伊地知は二人に怪我がないことにホッとするが、
つい最近、七海と悠仁が戦い二人に怪我を負わせた呪霊が透見に何の話をしたのか気になったが、それを
透見に聞くことはなかった



「すみません、スマホ見てもいいですか
ここに来た時に通知が数件入ってきたので」

「ええ、気を遣わずにどうぞ」


透見は伊地知に一礼をし、学ランの下に着ている
シャツの胸ポケットに入れているスマートフォンを
取り出した


ロック画面には"五条悟先生 からメッセージが
届いています"と表示されていた


「(五条先生？二回目の電話に出なかったから拗ねてるか、また訳の分からないスタンプ送ってきたか
その二択だろうな…)」


そう思いながら表示されている部分をスワイプし、
五条とのトーク画面を開き、さっと目を通す






「え＿＿＿」







"メッセージの送信を取り消しました"


"頑張れ"というスタンプよりもこの表記に一点が
集中した

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