▲仲違い２ ページ3
『A！』
放っといたら何処までも走り続けそうなAを呼び止めながら俺は動きを止める
武道を嗜むAでも、流石に予想付かなかったようでよろける
A「、な、なに」
『なに、って聞きてぇのはコッチだっつの。イキナリ意味わからんこと言い出して引っ張って来たのお前だろ』
A「…さっき、親父達と話してた」
『みてぇだな』
A「お袋にバラされた」
『バラされた…って何を？』
A「俺が、悠人と里緒とお袋と血が繋がってないこと」
淡々と、世間話でもするかのように、その事実を冷淡にさらりと答えたAの顔には感情がなくて、でもその瞳には、戸惑いと怒りと恐怖と、それから不安の感情があって
否が応でも、その事実は嘘とか冗談じゃなくて事実だと、認めざるを得なかった
『…親父さんとは』
A「一応、ぎりぎり。母さんが、親父の姉だから」
『…そうか』
A「俺、悠人と里緒にはバレたくなかった。隠し続けて、秘密のままで良いから、あの２人とは、兄妹のままで居たかったっ………」
話によれば、かなり昔に血が繋がってないことを知ったAは今まで、あの２人にその事実を隠し続けた。なのに今日、バラさないと約束したお袋さんがその事実をバラした。親父さんも黙認してたらしい
けど、そのことよりも何かが、Aを追い詰めてる気がしてならない俺は
聞かなきゃよかった、聞いて後悔した
って思うようなことを、聞いてしまった
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頼(プロフ) - あおやまさん» ありがとうございます！最近 私事でバタバタしてますが１週間に数回は更新出来るよう頑張ろう、と思うことができました！楽しんでいただけるよう頑張ります！((語彙力ねぇ…………分かり辛かったらすみません………とにかく嬉しいってことです！笑笑 (2017年10月20日 19時) (
レス) id: 2aea3ba49e (このIDを非表示/違反報告)
あおやま(プロフ) - 楽しみに読んでます！頑張って下さい！ (2017年10月19日 23時) (レス) id: aa881e95c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頼 x他1人 | 作成日時：2017年9月26日 0時
