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第二章 私がしてきたこと… ページ2

「僕と友達にならない?」

突然の一言に驚いた。

「何故私なのだ?」

この少年がなにか考えていない限り、私に話しかけることはない。

戦う時の弱点を掴むとか…

だが…この少年…どこかで見たことがあるような…

「…やだなぁ、忘れちゃった?僕と君は小学までの付き合いじゃないか」

榎本…榎本…

まさか…⁉

「貴方って、確か妹・母・父を殺したっていう…!」

遥はニヤッと笑った。

その表情を見た瞬間ゾッとした。

そして叫んだ

「そうだよっ!僕は弟を守るために殺したんだっ!」

その発言に私は疑問に感じた。

「貴方…いや、遥。弟なんていないでしょ?」

遥は難しい表情をした。

「やっぱ僕に嘘はつけないや… そう、僕に弟なんていない。3人を殺したのは…僕の兄だ」

遥の兄が殺した…
兄が堕ちないとしても、遥が堕ちることなんてまずない…

あの建物に行っても罪人でない限り堕とされない。

「僕の兄は…あの建物にいた青年…そして君を堕とした青年さ」

私を堕とした青年…

その青年が遥だと…

「ってことは普通兄がおとされっ⁉」

いや、まて、あの近くで堕とすヤツはあの青年のみだ。

だから、罪を弟の遥になすりつけ、このdeath garden に堕とすことが可能だ。

「そう、君が思っていることは的中。僕は何もしていないんだ。僕には難しすぎる。A…キミはココにきて、何故混乱しないの?」

私のコトバを聞く耳すらたてず淡々と話していく…

「キミが最初は入ってきて吐いたのは、この光景をみたから…もう家族にも、友人にも、思い人にも二度と会えないんだよ?王の座を取らない限り…」

そのコトバを聞いた瞬間、改めて自分に恐怖が襲ってきた。

わかってはいたが、そうされるとガタガタ身体が震える。

王の座を取らならければ待っているのは…死

嫌だ!死にたくない!死にたくなぃぃ!

遥を見ていたらまるでクズをみているような目をしていた。

「いいか、よく聞け。お前は沢山の人を殺した。死にあたる人々の気持ちがそれだ、心に刻みつけておけ。」

怖い…この震えはなんだ。

「ごめんなさい。」

「…反省では済むことではない。だが、これからの殺し合いは、死に直結することだ。」

長い沈黙が続き、遥が口を開いた。

「それと…泣いてもいいんだぞ…」

遥はそう言って、場を後にした。

第三章 仲良くなった友人が・・・→←第一章 堕ちる


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涼野風希(プロフ) - KidOさん» あっ!レスって言うボタン押すとその人に返信できるよ~ (2012年10月11日 20時) (レス) id: bd93cf8f06 (このIDを非表示/違反報告)
KidO(プロフ) - 涼野風希さんへ 見にきていただきありがとうございます。お互いこれからも頑張りましょう! (2012年10月11日 18時) (レス) id: f2cfff3cfc (このIDを非表示/違反報告)
涼野風希(プロフ) - 見に来たよ~(*^▽^*)こういう小説好き!だから頑張ってな (2012年10月10日 19時) (レス) id: bd93cf8f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アナログ少年 | 作者ホームページ:http://s.ameblo.jp/rena212/  
作成日時:2012年10月9日 22時

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