知らない事 ページ17
「ぐっ……！」
身構えろってのは、こういう事か…！
足元がおぼつかなくなり、身体中の力が抜けていく感覚。
意識が飛びそうになり、思わず金髪の服を掴もうとしたが、思いとどまってドアに手をかけた。
誰かを支えにするなんて絶対に嫌だ。
…でもまずいな、このままじゃ倒れ＿＿
マ「…オヤジ、そろそろ覇気緩めてくれよい。こいつが倒れそうだ」
金髪がそういった瞬間、身体を覆っていた威圧がふっと消えた。
「……っかはっ！はぁっ、はっ、今のなんだ、よ」
白「グラララ…ぎりぎりだが、耐えるたァやるじゃねぇか小娘」
「…っ、いやいや、質問の答えになってねぇって…」
何なんださっきのは。これまで殺気や怒りなどの気は感じたことはあったが、あんなのは初めてだ。
威圧、と表現したがそう言ってしまっていいものかもよくわからない。
それはまるで、今にも制圧されてしまいそうな＿＿
マ「そいつぁ"覇気"っつーもんだよい」
「…覇気…？」
目の前の大男の代わりに、金髪が答えてくれた。
聞き慣れない単語に、首を傾げる。
マ「あー、説明すると長くなるから今のだけ話すよい。
今オヤジが出してたのは"覇王色の覇気"って呼ばれてるやつだ。
…まぁ、簡単に言うと相手を気絶させれる気の塊みてぇなモンだよい。弱ぇやつなら1発で倒れる」
「なんだその便利なこせ……能力か。っつーかおっさんと全然似てないけどほんとにオヤジなの？」
白「…マルコ、オメェの予想通りかもしれねぇなぁ」
マ「オヤジ、その話なんだけどねぃ…
まぁまずお前さんに1から説明するか」
疑問ばかりが浮かんでいる私に、金髪は丁寧にも説明をしてくれた。
この海賊団の成り立ちや、構造。この人がどんな存在なのか。
さっきの覇気についても補足を入れてくれた。どうやら"覇気"と"能力"は別物らしい。
「なるほどな。血が繋がってる訳じゃないんだな」
そう私が言うと、マルコが微笑んでこう返してきた。
マ「あぁ。けどだからこそ、俺たち"家族"は深く繋がってるんだよい」
つきり、と胸が傷んだ。
あぁまったく、そんな笑顔で言わないでほしい。金髪達は私の過去を知る由もないが、そんな風に言われると正直心に、クる。
私は心情を悟られないようにして、金髪と大男に質問をした。
「さっきの予想通りってのは、何？」
そう言うと、金髪は少し複雑そうな顔をした。一体何の話だろうか。
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レイ(プロフ) - 吹雪な影さん» ありがとうございます！！ 更新停止してしまって申し訳ないですm(_ _)m いつ投稿できるかはわかりませんが、ゆっくり書いていこうと思います。 (2017年10月13日 23時) (
レス) id: 508a02ddb2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - mさん» ありがとうございますヽ(；▽；)ノ コメントめっちゃ遅くなってごめんなさい！！ (2017年10月13日 23時) (レス) id: 508a02ddb2 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪な影 - 更新楽しみにしてます！無理しない程度に頑張ってください (2017年4月28日 23時) (レス) id: dc73484863 (このIDを非表示/違反報告)
m - 続きがとても楽しみです♪( ´▽｀) (2017年1月26日 22時) (レス) id: 91c93c2a9a (このIDを非表示/違反報告)
m - 続きがとても楽しみです♪( ´▽｀) (2017年1月26日 22時) (レス) id: 91c93c2a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2016年12月18日 17時
