異質な世界 ページ14
マ「そう身構えなくてもいいよい」
「…さっきまで戦ってた相手にか？」
そう言って睨みつけてやると、金髪はため息をついた。
マ「まぁそうなんだけどねぃ。…別に今は攻撃したりしねぇから大人しくしてろぃ」
金髪はそう言うと近くの椅子に座った。
どうやらその言葉に嘘は無いらしく、向こうは何もする気配がない。
だが、少し不思議に思う所があった。
「…拘束とかしねぇの？」
マ「なんだ、して欲しかったのかよい？」
「違ぇよ！…私が暴れるとか考えないのかよ」
私がさっき使った個性は、かなり強力なものだ。
負けてしまったが、危険なものだと相手もわかっているはずだ。
マ「そりゃあ考えたよい。しかし海楼石も効かねぇガキと来た。
…牢屋に放り込んだのは悪かったよい。
だが、ガキに手錠かける趣味はねぇ。
暴れても止められるって事で俺の部屋になったんだよい」
ガキと言われて多少腹が立ったが、牢屋に入れていた事を謝られ、拍子抜けしてしまう。
大人に下手に出られると妙な気分だ。
「なんだあんた、結構いい奴なのか？」
マ「は？…いや、海賊だからいい奴ではないだろうよい」
金髪には？と言われたが、今度は私が言う番である。
…今こいつ、なんて言った？
「…は？…海賊…？」
マ「なんだお前、海賊船とも知らずに乗り込んで来たのかよい。
ここは白ひげ海賊団。俺は1番隊隊長のマルコだ」
そう言われて、頭が混乱してくる。
さっき牢屋の中に入っている時にトリップしたのか、というなんとも非現実的な答えを出したのだが、間違っていないのかもしれない。
海賊なんて物、この時代ではありえないのだ。
「…なぁ、聞くけどさ、本当に個性の事知らないのか？」
もし、そうならば。
私の思っていた以上にここは________
マ「あぁ、知らねぇよい。個性なんていうのは始めて聞いた」
前いた世界とは、全くもって違う場所である。
「あ____じゃあ、あんたの青い炎は何なんだ？悪魔の実、とか言ってたけど」
マ「…悪魔の実は、"海の悪魔の化身"とも言われる珍しい実のことだ。
それを食った奴は特別な能力を手に入れる事が出来るんだよい。
俺はトリトリの実、モデル不死鳥の悪魔の実を食ったんだよい」
…海の悪魔の化身。全然聞いた事がない。
じゃあこいつから出ていた青い炎は、不死鳥の炎だという事か。
私はこの世界があまりにも前いた世界と違い過ぎて、頭を抱えたくなった。
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レイ(プロフ) - 吹雪な影さん» ありがとうございます！！ 更新停止してしまって申し訳ないですm(_ _)m いつ投稿できるかはわかりませんが、ゆっくり書いていこうと思います。 (2017年10月13日 23時) (
レス) id: 508a02ddb2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - mさん» ありがとうございますヽ(；▽；)ノ コメントめっちゃ遅くなってごめんなさい！！ (2017年10月13日 23時) (レス) id: 508a02ddb2 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪な影 - 更新楽しみにしてます！無理しない程度に頑張ってください (2017年4月28日 23時) (レス) id: dc73484863 (このIDを非表示/違反報告)
m - 続きがとても楽しみです♪( ´▽｀) (2017年1月26日 22時) (レス) id: 91c93c2a9a (このIDを非表示/違反報告)
m - 続きがとても楽しみです♪( ´▽｀) (2017年1月26日 22時) (レス) id: 91c93c2a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2016年12月18日 17時
