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隠し事がバレた日9(夢主) ページ43

*



私は慌てて海藤くんの服の裾を掴む。


「……あの、大丈夫…だから」

「……へ?」

「……し、しても…いい、から」

「で、でも……俺にされたいわけじゃないんだろ…?」

「それは、妄想の中での話で…!だから……うぅ、」

「……?」

「海藤くんが、好き……だから、現実では……されたら、ぅ、嬉しい」

「!!……そ、そう、か」

「うん…」

「じゃ、じゃあ俺、帰るな!!」

「えっなんでそうなるの!?」

「なんでって……だって、その……」


海藤くんが顔を真っ赤にして口ごもる。


「海藤くん…?」

「そんなこと言われたら俺、もっと、したくなるから、その…」

「ぅ、え…?」

「だから!!!2人きりだと危ないんだよ!!」


あ、そ、そういうこと、か………

2人して真っ赤な顔で俯く。


「あ、の……ね、」

「お、う」

「私も…その、恥ずかしいとか、あるけど……海藤くんにそういうこと、してもらえるのは嬉しい、から…」

「ぅ、うん」

「い、今すぐとかじゃないよ!?でも…あの、別に、してもいいんだからね…?」

「…わ、かった。」

「うん…」

「じゃあ、その……こ、こういうこと、は、あんまり衝動的にするのは良くないと思う、から…」

「う、ん」

「また……その、心の準備が出来てからで、いいか…?」

「う、うん!私も、心の準備、したいし!」

「…ありがとう」


海藤くんがほっとしたように微笑む。


「…今日は、帰るから……その、もし、その時になったら……」

「…うん」

「……よろしく、お願いします」


海藤くんがぺこりと頭を下げる。


「!あ、こ、こちらこそ!よろしくお願いします!」


私も頭を下げる。
そしてお互い顔を上げて、どちらともなく笑い合った。


「…じゃあ、またな」

「…うん」


色々あったけど…私達の距離は少しまた、縮まったみたい。




Fin*

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設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 海藤瞬 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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レナ(プロフ) - 玲楓(れいふう)さん» 他の作品も見てくださっているんですか…!?!?すごく嬉しいです!!しかも何回も…!?嬉しすぎて爆発しそうです。ありがとうございます!!今後も更新頑張りますね!!! (2020年4月1日 23時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
玲楓(れいふう)(プロフ) - 夢主ちゃん…頑張ってゴールインしてくれよ…?レナさんの斉木関連色々見てるんですけど、どれも好きなストーリー構成、設定なので何回も読ませてもらってます!更新頑張ってください! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 72a1756524 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - あさん» ありがとうございます!!海藤くんの可愛さを表現できるようにもっと頑張りますね!! (2020年3月16日 2時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
- 海藤かわいいなオイ頑張ってください! (2020年3月15日 15時) (レス) id: cb5c8f8549 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2020年2月27日 2時

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